API連携でSMS送信サービスと顧客管理システムを何倍も価値あるものにする方法

顧客とのコミュニケーションツールを検討している方には2つパターンがあります。一つは、現在コミュニケーション手段をもっておらず、はじめてツール導入を考えているパターン。そして、もう一つはすでに何かしらのサービスを利用してユーザーとのコミュニケーションを図っているパターン。

この2つのパターンには、コミュニケーションツールの導入を検討するにあたってそれぞれの難しさがあります。

今回は、後者の「既に顧客とのコミュニケーションのためにツールを導入しているが、不満があり、SMS(ショートメッセージサービス)の追加導入を検討中」の方へ既存ツールとAPI連携することによって双方のシステムをより活躍させる方法をご紹介します。

いくらこれまでのツールに不満があっても、少なからず顧客情報を抱えており、また既存ツールでのコミュニケーションが適したユーザーがいることでしょう。

その場合、これまでのシステムを切り捨てずに新たに導入するSMS送信サービスと連携させることをお勧めします。

実際にどのように連携すれば良いのか(SMSとAPI連携の方法)、具体的に連携可能なツール(API連携事例)などを紹介しながらご説明していきます。

※ちなみに、「お客様との連絡手段として、まずなにをすれば良いだろう…」とお悩みのお客様には、SMS(ショートメッセージサービス)がおすすめです!
詳しくは、SMSとはという記事をご覧ください。


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1.そもそもAPIとは?

様々なシステムの話で出てくるAPI(Application Programming Interface)という言葉。

SMS(ショートメッセージサービス)について調べていると、「APIで既存ツールと連携可能」という言葉を目にしないでしょうか。

SMSを顧客への連絡手段として考えている方の多くは、既に顧客情報のデータを何かしらの状態で保持しています。

そのデータを新たに導入するSMSツールで利用しようとするとき、データを一つ一つSMSツールのデータベースへ入れ込むよりも、既存のシステムと連携できたほうが、明らかに簡単なはずです。

そこで登場するのが、既存ツールと新規ツール(SMS)とを結びつけてそれぞれの情報の行き来をすることができるAPIという仕様です。


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2.なぜSMSとSFAやCRMなどのツール連携が必要か

【既存のツールは有効活用できる!】

API連携とは、既存のツールと新たなツールをつなぎ、それぞれの強みを活かしながら、情報を共有するために必要不可欠な手段です。

いくら既存の運用方法に不満があったとしても、新たなツールに完全移管するということは、これまでの成果を無駄にしてしまうだけでなく、移管作業に膨大な工数をかけることになるため、簡単に踏み切れる選択ではないはずです。

しかし、既存のデータをより良い手段で活用するために、コミュニケーション手段を拡張する、体制強化ができるということであれば、新たなツールの導入も現実的な選択になるのではないでしょうか。

【API連携したあと何をするかを考える】

おそらくあなたは、既にSFA(Sales Force Autmation)やCRM(Customer Relationship Management=顧客管理のツール)で、顧客とのコミュニケーションを管理・運用しており、現在の運用体制に不満があり、既存の体制を見直して、新たな戦略を建てようとしているはずです。

その場合、既存のツールを活かす形でコミュニケーション手段を拡張するのか、それとも既存のツールは切り捨て、まったく新たなツールを選び直すかのどちらかでしょう。

いずれにしても、年間予算にかかわる最初の大事な分岐点ですので、改めてご自身のこれからの計画に何が必要なのか慎重に考えながら、そもそもツール連携が必要かどうか、考えて頂ければと思います。

3.ツール連携メリットと実例

具体的にAPIによる既存ツールとSMSサービスの連携メリットを実例を交えてご紹介致します

【情報を一元管理できる】

API連携をすることのメリットの1つ目は、情報を一元で管理できることです。
既存のシステムで管理していた顧客情報とこれから入手してSMS送信する顧客情報。
それぞれのシステムで入手した情報を別々で運用していると重複して配信してしまったり、同じ顧客を別のステータスやセグメントで扱ってしまうなど、誤った管理をしてしまう危険性があります。

そのため、システムがいくつかある場合には、個人情報の取得項目を合わせて、統合することでより制度の高いデータとして一元管理することができます。

【 マーケティングに情報活用のための連携:シナリオ連携】

マーケティング担当者が戦略をたてるために活用する顧客情報を、MA(マーケティングオートメーション)で管理している場合があります。
例えば、潜在層の行動分析や既存顧客の営業中のステータスをセグメントわけして管理していることもあるでしょう。

SMS送信サービスは、営業時のコミュニケーションツールとして活用する場合があるため、SMS送信サービスのデータベースに蓄積された顧客情報をリアルタイムでMA(マーケティングオートメーション)に統合することでより精度の高い営業活動が可能になります。

4.繋げる代表的なMA/SFA/CRM

実際にSMSと連携が可能な代表的なツールをご紹介します。

【Pardot】

Pardotとは、セールスフォースマーケティングクラウドの中の1つのソリューションです。
MAの中でもシステムの拡張性が高く、多機能です。BtoBで活用される事が多いツールですが、BtoCでも高単価な商品を取り扱うようなメーカーやブランドでは多く採用されており、SFAとのデータ連携にも定評があります。

【Sales Force=セールスフォース】

最も有名な顧客管理のソリューションの1つです。マーケティングだけでなく、セールスやコマースなど様々な部署間で同一の顧客を一元管理することが可能で、中規模から大企業に至るまで統合的に活用できるCRMプラットフォームです。

【SANSAN=サンサン】

国内で法人向けの名刺管理のクラウドサービスとして認知度も高いツールです。単に名刺を取り込んで情報を管理するだけでなく、各顧客の人事情報のステータス管理や顧客の所属する企業の最新情報の紐づけなどを行い、常に顧客情報のアップデートを社内で一元管理することができます。

これらのような顧客管理ツールは、顧客の情報を「貯めること」に特価しているものが多く、活用しリードナーチャリングしていくためのツールとして新規でコミュニケーションツールと連携されます。

その中で、携帯電話番号という高確率で取得できているデータを活用できるSMSとの連携は注目されているため、「SMSツールでAPI連携が可能か」、「SMSツールのAPI連携の手段」を導入前にチェックしておくことを大切になっています。

5.APIの連携方法

【TECH BLOG】SMSのAPI利用について

実際に絶対リーチ!SMSのサービスでAPIでのシステムとの連携例をご紹介します。

絶対リーチでは各プロトコルのAPIによって、既存のシステムとの連携がかないます。

・お客様側システムからのSMS送信
・エンドユーザーからのSMSをお客様側システムにリアルタイム転送
・配信ステータスの確認
・IVRとの連携
・各種コンタクトセンターシステム、CRMシステム、各種クラウドサービスとも容易に連携可能です。

連携方法は既存の環境に応じて2種類が用意されています。

【HTTPS APIでのシステム連携】
既存のサーバより HTTPS API(Web API)をコールする形で、システム連携する方法です。

一般的によく利用されているAPIでのシステム連携方法で、SMS送信や配信ステータスの確認が可能です。

連携シークエンス

【SMPP APIでのシステム連携】

SMPPプロトコルのみをサポートしているシステムと連携する場合は、SMPP V3.4APIによるシステム連携となります。

SMS送信、配信ステータスはHTTPS APIと同様ですが、SMS受信も可能です。

連携シークエンス

6.まとめ

ここまで、SMSのAPI連携による既存ツールとの連携についてご紹介してきました。
これを機に、自社の顧客管理、顧客へのコミュニケーションの現状を分析し、なにが不足しているのか、どのように改善すべきかを考えてみてはいかがでしょうか。

BtoBでも、BtoCでも安心して利用し確実にコミュニケーションが取れるSMSを活用したサービスを提供している絶対リーチ!。

サービスの導入にご興味ある方は、お気軽にお問合せください。

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