顧客のスマートフォンや携帯電話の電話番号宛に、メッセージや本人認証が送信できるSMS配信サービス。近年では、顧客への到達率の高さや配信単価の安さから、多くの企業で導入されています。

しかし、SMS配信サービスの需要が高まるとともに、サービスの種類が増えてしまい、「どれを選べばいいかわからない」と言った声も数多く聞かれるようになりました。そこで本記事では、おすすめのSMS配信サービスの特徴や価格をはじめ、サービスの口コミや評価を比較して解説します。


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【そもそもSMS配信サービスとは?】

SMS(ショートメッセージサービス)配信サービスとは、スマートフォンや携帯電話の番号宛に本人認証やメッセージの送信ができるサービスです。他の連絡手段と比較して到達率が高い(メールアドレスは不要、電話番号のみでメッセージ可能なため)ことが特徴です。

また、全角70文字から670文字程度のメッセージが送信可能で、近年、送信数が飛躍的に拡大しています。二段階認証の観点からも、セキュリティ面での優位性が高く、本人認証などビジネスシーンでの利用も広がっています。

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【おすすめのSMS配信サービス10選の口コミ・評価】

以下では、口コミや評価の高いおすすめのSMS配信サービスを厳選して紹介します。

●絶対リーチ!SMS

 ・特徴

・業界最大手5,000社以上の導入実績を誇る全通信キャリア対応のSMS配信サービス
・企業の目的や課題に応じた豊富な料金プラン
・企業とユーザーが送受信可能な双方向SMSシステムを実現

 ・機能

・個別配信/一斉配信
・予約配信
・メッセージ送信ログ(過去送信メールを6ヶ月前まで確認可能)
・MNO・MVNOキャリア送信可能
・キャリア判定
・独自ドメイン対応
・ショートURL生成
・オプトアウト機能
・顧客データ管理
・API連携

 ・到達率

99.9%

 ・文字数

最大660文字

 ・価格

・1-Way 月額1,000円(初期費用0円/無料通数100通分/課金単価1通12円/成功課金)
・1-Way Alpha 月額11,000円(初期費用30,000円/無料通数100通分/課金単価1通12円/リクエスト課金)
・2-Way 初期費用・月額問い合わせ(課金単価1通12円/成功課金)

 ・口コミ、評判

CSVで顧客データからメッセージを一括送信できるので、個別に送っていた時と比較して工数削減につながった(不動産)
開封されたかどうか、URLをクリックされたかどうかなどの反応状況が可視化でき、成果につながった(旅行)
月1回打ち合わせがあり、他社の事例を教えてもらうなど得るものが多い(運送)

工数削減や、顧客の反応状況の可視化に成功したという口コミがありました。また、導入前、導入後のサポートが手厚く、自社に合った最適なプランを選ぶことができるのも絶対リーチの特徴です。

短期間で実装し、成果をあげることを目指している企業におすすめです。

一方で、通知機能を充実させてほしい、もう少しリーズナブルになるとうれしいといった声も挙がっています。

EメールやスマホのSMSを使用するよりもコストはもちろんかかりますが、そういった点を考慮しても、高いセキュリティを保ちつつ、顧客への到達率や開封率を高めたい企業にとっては導入する価値があると言えます。

 ・運営会社

AI CROSS株式会社

 ・公式サイト

https://aicross.co.jp/zettai-reach/

●SMSLINK

 ・特徴

・通信インフラ30年の実績と業界最安値で利用することが可能なSMS配信サービス
・WebタイプとAPIタイプから選択可能
・シンプルな管理画面や直感的かつ使いやすさを追求したインターフェースのため、ITスキルがなくても使える

 ・機能

・個別配信/一斉配信
・予約配信
・結果確認
・短縮URLの自動生成
・送信停止希望URLの自動生成
・情報差込

・到達率

約96%

 ・文字数

最大660文字

 ・価格

1通あたり8円からの従量課金制(キャリアごとに通数カウントが異なる)
・スタンダードプラン 初期費用0円/月額固定費0円(送信元番号指定なし)
・専有番号プラン 初期費用0円/月額固定費30,000円(送信元番号指定あり)

 ・口コミ、評判

業務工数を4分の1に削減できた(インターネット)
操作画面がとにかく簡単で分かりやすい(その他)
安全かつ効率的で契約締結までのリードタイムを7分の1に短縮できた(その他)

SMSLinkの良い口コミとして、画面が見やすく、使い方もシンプルなためサービスの定着まで時間がかからないことが挙げられています。SMSを営業などに活用する場合には、多くの社員が一様に使用できる必要があるので、導入を決める一つのポイントになるでしょう。

そして、他社に比べて圧倒的に低コストであるという声も多く聞かれました。

一方、改善要望としては「エラーの内容がわかりづらい」「予約送信、パスコードの発行でタイムラグが発生することがある」といった意見がありました。また、送信前にポップアップを表示するなどの誤配信を防ぐ機能がほしい、という声も多く挙がっています。

 ・運営会社

株式会社ネクスウェイ

 ・公式サイト

https://www.nexway.co.jp/promotion/smslink/lpv01/

●空電プッシュ

 ・特徴

・最短3営業日のスピード導入が可能な国内SMS送信市場5年連続シェアNo.1
・国内主要携帯4キャリアとクローズドなネットワークを構成し、強固なセキュリティレベルを確立
・24時間365日対応可能な有人監視・受付のサポート体制

・機能

・連携配信(API/IVR)
・送信元番号指定
・長文分割機能
・携帯番号履歴判定
・短縮URL機能
・承認機能
・送信予約機能
・差込機能
・再送機能
・LINE連携機能

 ・到達率

99.9%

 ・文字数

・ドコモ…全半角問わず最大660文字
・au、ソフトバンク、楽天…全半角問わず最大670文字

 ・価格

要相談 初期費用+月額利用料(SMS通信料含む)/各種サポート費用は無料

・口コミ、評判

未納者に対しての連絡をSMSに変更したところ、70%以上のレスポンスがあった(不動産)
郵送からSMSに変えたところ、アンケートの回収率が上がった。また、電話番号で顧客と紐づけられるため、細かな分析もできるようになった(保険)

送信リストの取込、代入、定型文の保存など、最低限必要な機能はすべて網羅したうえで、督促、アンケート、ライブコンサートの会場でファンにアーティストの声を届けるイベントなど、幅広い用途に活用することができます。

また、NTTグループが提供するサービスのため安心して利用できるという声も多くありました。

改善要望としては、「添付するファイルサイズが大きいと送信できない」「もう少し値下げしてほしい」などの意見が挙げられています。空電プッシュの改善要望の多くは、圧倒的にコスト面に関するもの。

また、なかなか手軽には導入できないとのことで、会社の規模やリリースまでの期間等も考慮して検討する必要がありそうです。

 ・運営会社

NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューション株式会社

 ・公式サイト

https://www.karaden.jp

●SMS HaNa

 ・特徴

・差込みは業界最大の5箇所、短縮URLは業界最短の20文字、配信スペック1時間で10万通と、高機能かつ使い勝手に優れたSMS配信サービス
・CSVだけでなくエクセルもアップロード可能
・Web接続とAPI接続の2タイプから選択できる

・機能

・個別・一斉送信機能
・短縮URL機能
・誤送信防止機能
・差込機能
・IVR連携機能
・長文SMS機能

 ・到達率

99%以上

 ・文字数

最大660文字

 ・価格

要相談(初期費用・月額費用無料/8円/通)

 ・口コミ、評判

「差し込み機能」を活用し、メッセージ内に講座名・変更後の予定日・講師名・連絡先を差し込んで送信したところ、受講者からの問い合せの電話連絡が8割減少した(スクール)
SMS HaNaは、月額基本料金が無料というのは魅力です(インフラ)

月額基本料金が無料で、ニーズに合わせてサービスを自由に組むことができるのが、SMS HaNaの特徴です。24時間365日監視のため安心して利用することができます。

また、「長文SMS」や最大10か所の「差し込み機能」など独自のサービスも展開しており、チャット機能はダウンロードなしで利用可能です。

一方、改善要望として、まれに文字化けやシステムエラーが発生するという声がありました。コストパフォーマンスは高いものの、システム面に多少不安な要素が残ります。

 ・運営会社

日本テレネット株式会社

 ・公式サイト

https://fax-lnet.jp/sms-hana/

●Push!SMS

 ・特徴

・万全なセキュリティと充実のサポート体制により700件以上の導入実績
・お知らせ、アンケート、配信受付等のWebページを自由仕様で作成できる高機能さ

 ・機能

・ランディングページ作成機能
・かんたん配信
・Webページ作成機能
・予約配信機能
・特定キャリア配信機能
・URL短縮機能
・誤送信防止機能
・受信拒否設定機能
・API連携

 ・到達率

99%

 ・文字数

・ドコモ、楽天モバイル 70文字
・au 140文字
・ソフトバンク 333文字(全角文字を含む場合)

 ・価格

要相談

 ・口コミ、評判

カートに商品が残っている顧客に連絡を入れると「知らせてくれたので忘れずに済んだ」という声をもらえた(通信販売)
開封されやすい文面や送信時間などの相談もできる(その他)

豊富な他社事例と配信サポートがあるため、不安なく使うことができるといった声が上がっています。また、お客様から良い反応が返ってきた、という事例もありました。

 ・運営会社

株式会社ジンテック

 ・公式サイト

https://www.jintec.com/lp/

●KYUSMS

 ・特徴

・豊富なサービスと機能を誇り、利用企業数3,000社以上の国内No.1の実績
・国内で唯一、主要な海外キャリアと直収接続しており、より広域の国に配信可能
・万が一に備え、データセンターを複数運用

・機能

・長文SMS
・海外宛SMS
・IVR機能
・他人判定機能
・配信停止機能
・システム連携

 ・到達率

99%

 ・文字数

最大660文字

 ・価格

要相談(初期費用0円+月額基本料/SMS送信料)

 ・口コミ、評判

管理画面が分かりやすく直感的に操作できる(その他)
コスト削減につながり、エクセルから差込配信ができるので作業効率もUPした(通信販売)

KYUSMSには、「差し込み配信」「長文SMS」「無制限のテンプレート登録」など高機能で、管理画面が操作しやすいとの声が挙がっていました。また、国内外キャリアと接続可能なため、より広範囲にわたってSMSを活用することができます。

海外の顧客へ配信する企業にとっては大きなメリットです。改善要望としては、一方向通知と双方向通知で料金体系が異なるので注意が必要であるとの意見がありました。

 ・運営会社

株式会社KYUBIZ JAPAN

 ・公式サイト

https://www.kyusms.jp

●WEBCAS SMS

 ・特徴

・7,000社以上、約20年にわたる販売実績を誇るメール送信パッケージ市場シェアNo.1
・企業と顧客の双方向コミュニケーション・プラットフォームを柔軟に構築可能
・e-mailデータベースと連動しており、メールアドレスがわからない顧客にもSMSが配信できる

・機能

・SNS作成機能
・分析機能
・セグメント機能
・SMS配信機能(配信予約/休止時間設定)

 ・到達率

99%

 ・価格

WEBCAS SMS利用に際して、別途WEBCASシリーズの利用が必要

 ・口コミ、評判

電話をいただいたお客様にそのままアンケートをお送りすることができるようになった(保険)
配信停止を受け付けるリンクを差し込むこともでき、特定電子メール法への対応も万全(その他)

「差し込み機能」「長文SMS」などを含め、機能が充実しています。 マーケティングなど効果的な配信をしたい企業には最適なサービスと言えるでしょう。

ASP、SaaS、導入の3タイプから形式を選択可能。ただし、海外向けには対応していないので、海外対応も必要な場合は別サービスの検討を。

 ・運営会社

株式会社WOW WORLD

 ・公式サイト

https://webcas.azia.jp/sms/

●Media SMS

 ・特徴

・国内全キャリア直接接続による導入実績3,000社以上、高い到達率、セキュリティレベルを確保
・グローバルブランドのCRM、MAツールとの連携可能

・機能

・短縮URL機能
・他人接続判定
・個人情報削除機能
・送信許可機能
・配信停止URL機能
・予約送信/再送信機能
・テンプレート一括登録
・IVR連携

 ・到達率

99.9%

 ・文字数

・ドコモ 全角・半角混在 70文字以内
・au 140バイト以内
・ソフトバンク 全角・半角混在 70文字以内
・楽天モバイル 全角・半角混在 70文字以内

 ・価格

要相談(初期費用0円/月額基本料・SMS送信料は問い合わせ)

 ・口コミ、評判

テンプレを登録しておけば過去の送信履歴も参照して設定できるため、作業の手間が省ける(その他)
コストパフォーマンスに優れている(その他)

基本的な機能は網羅し、幅広いシーンで活用できます。また、手厚いサポートや手頃な価格帯についても多くの評判が挙げられていました。

導入の負担を少なく抑えることができるのがMedia SMSの特徴のようです。

・運営会社

 株式会社メディア4u

 ・公式サイト

https://media-sms.net

●Cuenote SMS

 ・特徴

・月間メール配信数52億通、契約社数1,800以上の実績
・キャリア直収接続かつ双方向SMSが可能なため、スムーズなコミュニケーションができる

 ・機能

・SMS作成機能(配信リスト登録、差込、URL短縮、長文SMSなど)
・SMS配信機能(キャリア自動判定、予約送信、個別送信、配信停止)
・配信分析機能
・外部システム連携機能
・オプション機能

 ・開封率

90%以上

 ・文字数

最大660文字

 ・価格

12円/1通(全キャリア共通/初期費用0円)

 ・口コミ、評判

独自のメール配信システムによりスピーディーかつ確実に届く
長文SMSに対応しているが、字数を超えると課金される

スムーズに配信ができるという口コミがありました。また、Cuenote SMSはホームページから無料トライアルをすることができます。これを活用すれば導入前に社内でコンセンサスを取れたり、ニーズにふさわしいサービスかどうか判断することが可能です。

一方、「長文には対応しているが、字数を越えると課金される」といった声もありました。「長文SMS」の機能はありますが、利用する予定の方は追加料金がいくらになるかを聞いておく必要がありそうです。

 ・運営会社

ユミルリンク株式会社

 ・公式サイト

https://www.cuenote.jp/sp/sms/

●fonfun SMS

 ・特徴

・導入実績900社以上を誇るユーザビリティに優れたSMS配信サービス
・専任担当が導入から運用開始まで幅広くサポート
・国際規格であるISO/IEC 27001:2013を取得

 ・機能

・パソコンからSMS送信(予約、一斉、長文SMSに対応可能)
・API接続
・サイト誘導
・新卒採用パック

 ・到達率

99%

 ・文字数

最大660文字

 ・価格

送信費用 10円〜/1通(初期費用・月額費用0円)

 ・口コミ、評判

パッケージプランを活用することで、導入コストも安く、お客様の反応も上々で満足している(クリーニング)
営業の方からサポートやアドバイスをもらえたので安心して利用できた(クリーニング)

パッケージやオプションと一緒に利用することで業務の効率化ができたという声が多数挙がっていました。また、専任担当者がついておりサポートが充実しているのがfonfun SMSの特徴のようです。

 ・運営会社

株式会社FunFusion

 ・公式サイト

https://ssl.r-sms.jp

【SMS配信サービスを選ぶ際の3つのポイント】

以下では、SMS配信サービスを選ぶ際に押さえたいポイントを3つにまとめて解説します。

●送信する文章の拡張性

SMS配信サービスは、原則、送受信できる文字数が通信キャリアごとに全角70文字から670文字の範囲で定められています。そのため、相手に対してまとまった文章を送信したい際は、長文対応可能なSMS配信サービスを選択するようにしましょう。

●接続方式

SMS配信サービスの接続方式には、「国内直収接続」(ドコモ、au、ソフトバンクなどの国内通信キャリアの回線に接続)と「国際網接続」(海外の回線を経由して国内の携帯電話に接続)の2種類があります。

SMS配信サービスによっては、利用する接続方式によって、安全性や到達率などが異なるため、あらかじめ確認しておくことが重要です。

●利用頻度と単価

近年、SMS配信サービスは利用する頻度や人数に応じて単価が変更するなど、さまざまなプランが用意されています。基本的には、国内直収接続より国際網接続の方が費用が高い傾向にあります。

ただし、国内直収接続を有するSMS配信サービスによっても、初期費用が発生するものや、1通あたりの金額(従量課金制、月額課金制)も異なるため、あらかじめ利用頻度や送信人数を設定してからサービスを比較するようにしましょう。

【効率よくSMS配信サービスを比較して、自社に合ったシステムを導入しよう!】

SMS配信サービスは、送信する文字数や利用頻度、接続方式によって、到達率や開封率、月額で発生するコストが大きく違ってきます。
導入を検討する際は、それぞれのサービスの特長や機能を比較してSMS配信サービスを選ぶようにしましょう。

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