RCSメッセージの使い方|Android・iPhone別の設定方法と便利機能

「RCS(Rich Communication Services)」は、従来のSMSに代わる次世代のメッセージングサービスとして、ビジネスの現場で大きな注目を集めています。しかし、導入を検討する中で「具体的にどのように使うのか」「iPhoneユーザーが多い日本では、配信対象が限定されてしまうのではないか」といった疑問や不安をお持ちのマーケティングや営業部門の責任者様も多いのではないでしょうか。
本記事では、「RCSメッセージの使い方」という疑問にお答えすべく、AndroidやiPhoneでの設定方法、対応するRCSアプリの違い、そして法人配信における効果的な活用方法までを徹底解説します。急速に進むiPhone対応の最新状況も踏まえ、RCSをビジネスでどう活用すべきか、その具体的なアプローチをお届けします。
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1. RCSメッセージとは?使い方の前に基本を確認

RCS(Rich Communication Services)は、GSMAという国際的な通信事業者団体が定めた世界標準の次世代メッセージング規格です。電話番号を宛先にしてメッセージを送受信するという点では従来のSMS(ショートメッセージサービス)と同じですが、RCSは電話回線ではなくインターネット回線(データ通信)を利用します。
まずは、RCSとSMSの機能的な違いを以下の比較表で確認してみましょう。
| 項目 | SMS | RCS |
| 送信内容 | テキストのみ | テキスト+画像・動画・ボタンなど |
| 文字数制限 | 最大660文字 | 最大2,730文字 |
| 既読確認 | 不可 | 可 |
| 公式アカウント表示 | 不可 (電話番号など) | 可 (企業ロゴ・認証マーク) |
| 通信の仕組み | 電話回線 | データ通信 (インターネット回線) |
このように、RCSは「電話番号だけで確実につながる」というSMSの利点と、「画像や動画が送れて、既読がわかる」という現代のチャットアプリの利便性を兼ね備えています。
2. RCSメッセージを使うために必要なもの
RCSメッセージを利用するためには、以下の3つの条件が揃っている必要があります。
- RCS対応のスマートフォン端末
- RCSに対応したメッセージアプリ(RCSアプリ)
- インターネット通信環境(Wi-Fiまたはモバイルデータ通信)
受信者側と送信者側の双方がこれらの条件を満たしている場合に限り、リッチな機能を持ったRCSメッセージとして送受信が行われます。
3. AndroidでRCSメッセージを使う方法
Android端末における「RCSの使い方」は非常にシンプルです。
Googleメッセージアプリを確認する
多くのAndroidスマートフォンには、標準で「Google メッセージ」アプリがインストールされています。もし見当たらない場合は、Google Playストアからダウンロードして、デフォルトのメッセージアプリに設定します。
RCSチャットをオンにする
具体的な「RCS設定」の手順は以下の通りです。
- 「Google メッセージ」アプリを開きます。
- 画面右上のプロフィールアイコン(または3点メニュー)から「メッセージの設定」を選択します。
- 「チャット機能(またはRCSチャット)」に進み、「チャット機能を有効にする」をオンにします。
ステータスが「接続済み」になれば、設定は完了です。
相手がRCSに対応しているか確認する
「RCSの使い方」として覚えておきたいのが、相手の対応状況の確認方法です。メッセージの入力欄に「チャット」や「RCSメッセージ」と表示されていれば、相手もRCSに対応しています。非対応の相手には、自動的に従来のSMS/MMSとして送信されます。
4. iPhoneでRCSメッセージを使う方法
長らくiOSは非対応でしたが、現在ではiPhoneでの「RCSメッセージの使い方」も整備が進んでいます。
iOS 18以降にアップデートする
Appleは2024年のiOS 18からRCSのサポートを開始しました。日本国内においては、2025年4月にKDDIが国内で初めてiOS標準アプリでのRCS提供を開始しており、2026年春にはソフトバンク、同年夏にはNTTドコモも対応を開始すると公式に発表しています。まずは端末のOSを最新にアップデートしましょう。
RCSメッセージをオンにする
利用している通信キャリアがRCSをサポートしていれば、特別なアプリは不要です。iPhoneの「設定」アプリから「アプリ」>「メッセージ」と進み、「RCSメッセージ」の項目をオンにするだけで「RCSの設定」が完了します。
RCS Business Messagesの設定も確認する
企業からの公式なリッチメッセージを受け取るために、「RCS Business Messages(ビジネスメッセージ)」の受信トグルがオンになっているかどうかも、設定画面からあわせて確認しておくとスムーズです。
5. RCS対応アプリには何がある?
現在、日本国内で利用できる主な「RCSアプリ」は以下の3つに大別されます。
- Google メッセージ:Androidの標準アプリとして世界中で利用されています。
- +メッセージ(プラスメッセージ):日本の大手3キャリアが共同提供するアプリで、国内ユーザー向けにスタンプ機能などが搭載されています。
- iOS メッセージ:iPhoneの標準アプリ(緑色の吹き出し)で、キャリアの対応次第でRCSがそのまま利用可能です。
6. RCSメッセージの基本的な使い方
RCSの設定が完了すれば、日常のコミュニケーションで以下のような便利な使い方が可能になります。
- 大容量ファイルの送受信:高画質な写真や動画をそのまま送信できます。また、法人配信においては、管理画面からPDFなどのファイルをアップロードするだけで自動的にダウンロード用URLに変換され、パスワード制限付きで顧客へ安全に送信することが可能です。これまで郵送していた重要書類をRCSに代替し、コスト削減を図ることができます。
- 既読・入力中ステータスの確認:相手がメッセージを読んだか、現在返信を入力しているかがリアルタイムでわかります。
- グループチャット機能:RCS対応ユーザー同士で複数人のグループを作成し、情報共有を行えます。
7. RCSが使えない・設定が表示されない場合の確認ポイントすい追加費用
「設定画面にRCSの項目が出ない」「送信できない」という場合は、利用中の通信キャリアがまだRCSに対応していない(または古い格安SIMプランを利用している)可能性があります。 また、相手がRCS非対応の端末を使っている場合は、自動的にSMSに切り替わる「フォールバック」が働くため、データ通信ではなく1通あたり3.3円〜のSMS送信料が発生する点に注意が必要です。
8. 個人利用と法人配信ではRCSの使い方が異なる
RCSは、個人間の日常連絡で利用する場合はデータ通信のみで実質「無料」で利用できます。 一方で、企業が顧客の電話番号リストに対してビジネス通知やプロモーションを一斉配信する場合は、個人向けのアプリから手動で送るのではなく、法人向けの「RCS配信システム(プラットフォーム)」を契約し、従量課金制で配信を行う仕組みとなります。
9. 企業がRCSを使う場合の主な活用方法

企業(法人)が顧客へ向けてRCSメッセージを配信(ビジネスメッセージング)する場合、様々な業務で活用されています。
- 重要なお知らせと督促:金融機関のローン審査状況や、自治体の重要通知など。
- 予約リマインド:美容室や病院の来店前のリマインドで、キャンセル率を低下。
- プロモーションとアップセル:クレジットカードの招待や、ECサイトのクーポン配布などをリッチな画像で行い、郵送DMのコストを削減。
- カスタマーサポート:チャットボットを用いた面談設定や、問い合わせの一次対応。
10. 企業がRCSを使うメリット

企業がRCSを導入することには、従来のSMSにはない大きなメリットが存在します。
SMSよりも多くの情報を届けられる
SMSの660文字という制限に対し、RCSは最大2,730文字の長文を送ることができます。画像や動画と組み合わせて商品の魅力を詳細に伝えることが可能です。
ボタンやカードで行動導線を作りやすい
複数の選択肢を提示する「カルーセル」や、顧客のアクションを促す「ボタン」を設置できます。法人向け配信システム(絶対リーチ!RCSなど)を利用すれば、管理画面上からノーコードでオリジナルの「アンケートシナリオ」や「チャットボット」を簡単に作成できます。さらにメッセージアプリ内でWebサイトをそのまま表示できる「WebView」機能により、ブラウザ遷移時の離脱を防ぎ、購入や予約手続きをスムーズに完結させられます。
メール・LINE・アプリ以外の接点を作れる
将来的には、Google検索からそのままRCSチャットを立ち上げる「Discovery機能」の展開も予定されており、「検索から直接対話が始まる」新たな顧客接点として機能します。LINEのように「事前の友だち登録」がなくても、電話番号だけで接点を持てるのが強みです。
高いセキュリティと安心感
通信キャリアの厳格な審査を通過した企業のみが公式アカウントを開設できるため、送信元の画面上部に企業ロゴと「認証済みマーク」が表示されます。 この機能は、悪質なフィッシング詐欺(スミッシング)対策として非常に強力であり、総務省が公表した「不適正利用対策に関するワーキンググループ報告書(※3)」においても、RCSによるスミッシング対策の有効性が公式に認定されています。企業は公的な「お墨付き」をもって、金融や医療などの高セキュリティが求められる情報も安全に送信することができます。
配信後の反応を改善しやすい
企業ロゴが表示される安心感と、画像を交えた視覚的なアピールにより、テキストのみのSMSと比較してユーザーの反応率は大きく向上します。 実際に、ある人材紹介企業(A社)の事例では、求職者への連絡手段をSMSからRCSに変更した結果、テキストRCSの導入だけでお問い合わせ数が40%向上し、さらに画像付きのリッチカードにすることでプラス20%(合計60%増)の成果を上げています。さらに、オプトアウト(配信停止)の件数も減少するなど、顧客エンゲージメントの改善において強力な費用対効果が実証されています。
※1 出典:AI CROSS 自社調査「メッセージサービスに関するアンケート」(調査期間:2026年1月、n=6,277)
※2 出典:デロイトミック「ミックITレポート2022年10月号」
※3 出典:総務省「不適正利用対策に関するワーキンググループ報告書」
11. 法人向けRCS配信で設計すべきポイント
法人向けにRCSを導入する際は、RCSが届かないユーザーへの対策が成功の鍵を握ります。 効果的な配信システムでは、「RCS+SMS」「RCSのみ」「SMSのみ」といった複数の送信方法を組み合わせる「ハイブリッド送信」機能が備わっています。RCSが受信できるユーザーをシステムが自動判定してリッチなメッセージを送り、非対応の端末には自動的に従来のSMSに切り替えて送信する(フォールバック機能)ことで、幅広いユーザーへ情報を届けることが可能となります。
12. RCS配信なら「絶対リーチ!RCS」

企業がRCSを本格的に導入し、その便利な機能を使いこなすためには、信頼できる専用の配信プラットフォームが必要です。AI CROSS株式会社が提供する「絶対リーチ!RCS」は、規模・業種を問わず8,000社以上の導入実績を持つ統合型プラットフォームです。
このサービスを利用することで、リッチコンテンツの作成、ノーコードでのボット構築、ハイブリッド送信による確実な到達をスムーズに運用できます。

さらに、「絶対リーチ!RCS」の大きな特徴は、長年の配信実績で培ったノウハウを活かした「手厚い運用サポートと伴走支援」が充実している点です。ご契約者様限定の専用ポータルサイト(操作マニュアル、配信メッセージテンプレート集など)を活用できるほか、専任のスタッフがキックオフの実施から、配信内容の具体的なアドバイス、効果検証・改善支援まで一貫して伴走するため、初めてRCSを導入する企業でも安心です。現在、公式アカウントの初期費用が無料になるキャンペーン等も実施しており、コストを抑えてスムーズに利用を開始できます。
13. まとめ:RCSメッセージは設定条件を確認して活用しよう

RCSメッセージは、個人間ではデータ通信を使ってリッチなやり取りができるツールであり、企業にとっては高い安全性と視覚的な訴求力で顧客の行動を促す有力なマーケティングチャネルです。
「RCSの設定」や「RCSの使い方」は非常にシンプルで、Androidの「Google メッセージ」やiPhoneの「標準メッセージアプリ」などで手軽に利用できる環境が整っています。
2025年から2026年にかけて国内の大手キャリアでiOSを含めた対応が完了することで、日本のスマートフォンのカバレッジはほぼ100%となり、まさに2026年は日本の「RCS元年」と呼ぶにふさわしい大きな転換期となります。他社に先んじるためには、今このタイミングでRCSの導入準備を進めることが重要です。
これからの顧客接点の中心となるRCSの導入を検討される企業様は、8,000社以上の実績と手厚いサポート体制を持つ「絶対リーチ!RCS」へぜひご相談ください。無料の資料請求から、自社の課題解決に向けた最適な使い方をご検討いただけます。







