DM(ダイレクトメッセージ)とは? SMSとの違いをもとに解説
世界中に広く普及しているSNSは、いまや無くてはならないものとして認知されています。
しかし、皆さんは多数あるSNSの機能を、すべて利用されているでしょうか?
今回は、SNSに標準機能として搭載されている重要な機能、DM(ダイレクトメッセージ)について解説します。
スマホやケータイ電話にあらかじめ実装されているSMS(ショートメッセージ)との違いもあわせて、端的に説明したいと思います。
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【DM(ダイレクトメッセージ)とは】
●SNSの中の機能のひとつであるメール送受信機能
DM(ダイレクトメッセージ)の主な特徴は以下のとおりです。
- 非公開での1対1のメッセージをやり取り可能
- メールアドレスを使わず送信可能
- 送受信無料
通常、SNSは不特定多数に対してつぶやいたり(Twitterでの投稿をツイート、つぶやきという)投稿することで、情報や自分が体験したことを友人や世の中に発信します。
そして、特定の仲間や特定の人だけと共有したい場合には、DM(ダイレクトメッセージ)が利用されます。
無料で、Eメールよりも気軽に使えるので世間で広く利用されている機能です。
●各SNSによって名称が異なる
TwitterとInstagramではDM(ダイレクトメッセージ)と呼びますが、FacebookにおけるDMは「Facebookメッセンジャー」と呼ばれています。
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【DM(ダイレクトメッセージ)の長所】
●メールアドレス不要で送受信が可能
SNSのDM(ダイレクトメッセージ)は、SNSアカウントを持っていれば誰でも利用可能な機能となります。
不特定多数に対して公開する投稿とは違い、相手を限定してコミュニケーションを行なうのが一般的です。
送受信を行なうためには、双方が合意している必要があります。
TwitterやInstagramでは、「フォロー」している相手への送受信が自由に可能になります。
Facebookでは「友達」の申請を承諾した相手と送受信が可能となります。
なお、各SNSのDM(ダイレクトメッセージ)は、「未フォロー」や「友達」になる前の相手に送ることもできます。
しかし、相手がDM送信のリクエストを拒否すると、その内容は読まれることなくブロック・除外される仕組みとなっています。
●送受信に料金がかからない
SNSのDM(ダイレクトメッセージ)は、送受信に料金がかかりません。
もともと、WEB上で使うアプリの中の1機能であるため、ありがたいことに費用がかかりません。
●画像や動画などの送信も可能
各SNSのDM(ダイレクトメッセージ)は、画像や動画を送受信する事ができます。
●InstagramのDM(ダイレクトメッセージ)とFacebookメッセンジャーが連携
Facebook社は2012年にInstagramを買収し、グループ企業としています。
それにより、相互連携が容易になり、InstagramのDM(ダイレクトメッセージ)とFacebookメッセンジャーで送受信が可能になりました。
【DM(ダイレクトメッセージ)の短所】
●セキュリティの管理に要注意
前掲の通り、「フォロー」や「友達申請」をしていなくても送信することができるため、知らない人からDM(ダイレクトメッセージ)を受け取ることがあります。
特に、女性や10代から20代の若者は、犯罪や詐欺を目的とした悪意のある第三者から意図的に接触される可能性が高いため、利用には細心の注意が必要になります。
●既読無視について
DM(ダイレクトメッセージ)やFacebookメッセンジャーで受信したメッセージは、タップすると、受信者がメッセージをすでに読んだことを示す「既読」という印や文字が出るようになっています。
そのため、返信が遅くなると「すでに内容を確認したはずなのに、返事が来ない!」などの不満を送信者に与えることもあります。
無意識のうちに余計な誤解を与えないように、既読システムを身近な相手と利用して体験しておくことをおすすめします。
【SMS(ショートメッセージ)とSNSのDM(ダイレクトメッセージ)の異なる特徴】
まず、SMS(ショートメッセージ)について簡単に説明します。
SMSとは、携帯電話やスマホについているショートメッセージの送受信機能のことを指します。
スマホ契約を済ませて自分の電話番号が決まった際に、携帯電話キャリア会社から回線開通のお知らせがSMS(ショートメッセージ)で送られてきたことがありませんか?
携帯電話を契約することで、相手の携帯電話番号に対してSMS(ショートメッセージ)を送ることが可能になります。
●機能を利用できる人、利用条件や費用について
・DM(ダイレクトメッセージ)はSNSのアカウントを持っているすべての人が利用可能
アカウントさえ保有していれば、誰でもすぐにDM(ダイレクトメッセージ)を利用することができます。
また、費用はかかりません。
・SMS(ショートメッセージ)はスマホを所有していて相手の携帯電話番号が分かれば送信可能
携帯電話を契約すると、自身の電話番号が与えられます。
そして、SMSは送りたい相手の電話番号が分かればすぐに送信可能です。
費用は送信時のみ、1通3円~の送信料金が必要となります。
●セキュリティに関する注意点
・DM(ダイレクトメッセージ)は許可していない相手から送信が来る
アカウント保有者全員が利用できるため、自分が予期していない相手からDMが届くことがあります。
DMで届く面識のない相手からの連絡は、さまざまなリスクをはらんでいる場合があるため、慎重に対応する必要があります。
SMSも、許可していない相手から送信が来ることもあります。
ただし、送信者には通信料金が発生するため、悪意のある第三者による有害な送信は減少傾向となっています。
また、携帯電話の新規契約時の本人認証が年々厳しくなっているおかげで、今後も減少していくと見込まれています。
SMS(ショートメッセージ)はDM(ダイレクトメッセージ)と同じくらい、手軽にコミュニケーションができるメリットがあります。
しかし、SNSのアカウントほど世界中の人に露出しないため、セキュリティ対策はDM(ダイレクトメッセージ)より優れているのです。
【ビジネスシーンに適しているSMS(ショートメッセージ)コミュニケーション】
●SMSはビジネス利用のソリューションが増加
先述したとおり、SMSはDMより今後のセキュリティ対策がより強固になっていくと予想されています。
その潮流によって、スマホを使ったビジネス上の販売促進やコミュニケーションへのSMSの活用が増加しているのです。
・SMS送信サービス業者のソリューションがビジネスに変革をもたらしている
SMSのビジネスへの活用増加を加速させているのが、SMS送信サービスを提供する企業です。
プライベート利用が大半を占めていたSMS送信ですが、今ではビジネス上の利用が急増しています。
たとえば、以下のような連絡をSMSで受けたことはないでしょうか?
- 飲食店などの予約確認と数日前のリマインダー
- 期限についての案内や期限切れの督促
- WEBショッピングの確認や納品予定日のお知らせ
これらのお知らせや督促は、SMS送信サービス業者によって提供されていることがほとんどです。
スマホ1人1台が当たり前の現在、SMS(ショートメッセージ)のようにスマホ本体に連絡が届くことが何よりも強みです。
SNSはサブアカウントを持てたり、アカウント名を気軽に変更できることが特徴です。
しかし、その一方で、電話番号取得時のように厳しい個人認証が行なえないSNSを介したDMは、ビジネスや契約取り交わしなどには向きません。
その点、SMSは個人認証をされた電話番号宛で確実に届けられます。
また、近年ではMNP制度によって電話番号が生涯変わらない場合がほとんどで、移転や引っ越しなどにも影響を受けない可能性が高いのです。
そのため、SNSのDMはプライベートで利用し、SMSはビジネスや重要連絡事項にも活用する、といった切り分けが進んでいます。
【DMとSMSの便利さを利用シーンにあわせて活用しよう】
DM(ダイレクトメッセージ)は各SNS(Facebook、Twitter、インスタグラムなど)から無料で送受信できるメッセージ機能であり、とても便利なものです。
DM以外の手軽なメッセージ送信手段としては、SMS(ショートメッセージ)が存在します。
SMSはDMに比べてセキュリティ対策やメッセージ到達率が優れているのが特徴だといえます。
そのため、SMSはビジネスシーンで契約内容の確認や督促など、重要な用途の連絡で利用されることが増えています。
プライベートで手軽に利用するDM(ダイレクトメッセージ)機能と、重要連絡で利用できるSMS(ショートメッセージ)機能。
それぞれの特色を活かし、シーンにあわせて活用しましょう。