近年、企業間で注目を集めているSMS。SMSとは、携帯の端末間でテキストのやり取りができるサービスです。近年、そのSMS機能を使ったサービスが注目を集めています。この記事では、SMS機能を活用したサービスの実例、従来のマーケティングツールとの違いを説明していきます。ぜひ、自社への導入を検討する際の参考にしてください。

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【SMSの使われ方】

●本人確認

登録者のなりすましを防ぐため、スマートフォンに一時的な確認コードをSMSを送信します。その確認コードをWeb上で入力することで認証し、本人確認を行います。

これはもっとも一般的なSMSの使われ方なのでご存じの方も多いでしょう。

●予約確認

飲食店などでネット予約がされた際、予約の確認やキャンセルする場合の手続きを予約者に配信することで無断キャンセルを格段に減らすことができます。

●商品入荷の連絡

日中に連絡が取りづらいお客様にSMSで注文入荷のお知らせを送ることで店頭スタッフの負担を軽減させることができます。

また、商品の発送状況などをSMSでお客様に送ることで、配達時のお客様の不在を防ぐことができます。

●契約更新などの定期的な案内

保険の更新や病院への定期検診の案内などにもSMSは活用できます。SMSの予約配信機能を利用することで、メッセージの送り忘れや連絡漏れ防止にも対応できます。

この機能は、家賃滞納者への催促などにも使われています。

●従業員への緊急連絡

SMSは音声通話の回線ネットワークを利用しているため、災害時にも強く、従業員への緊急連絡に利用できます。

コロナ渦において多くの企業ではSMSによる社員の安否確認など情報共有手段として活用しています。

●不在電話のフォロー(IVRとの連携)

SMSはコールセンターなどのシーンでも活用できます。コールセンターではお客様がコールセンターに電話をかけた時の担当者不在や、多くのお客様が一斉に電話をかけてきたことにより待ち時間が生じてしまうなど「あふれ呼」「待ち呼」などの課題を抱えています。

その時には自動応答システム(IVR)とSMSを連携させることで、担当者不在時や電話が込み合った際に「後ほどオペレーターからお電話させていただきます」という旨をSMSで送信することができます。

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【SMSが選ばれている理由をメリットとともに解説】

SMSが、お客様や従業員などへのコミュニケーションツールとして選ばれている理由を解説していきます。

●顧客到達率・開封率の高さ

SMSは以下の特徴を持っているため顧客到達率・開封率が他のメッセージサービスより高い傾向にあります

・電話番号を通じた送信サービスであること

電話番号はメールアドレスや他の媒体と違い、変更されることが少ないです。その為、宛先が不明なことによる未達を抑えることができます。

・ブロックがされにくいこと

SMSはメールなどと違い、メッセージが迷惑メールに移動されることやブロックされてしまうことがほとんどありません。この点でもSMSは他の媒体より到達率が高いといえます。

・ポップアップで表示されること

SMSは、メッセージを受け取った際にポップアップで表示されます。スマートフォン使用時に気づかれやすいため、開封されやすいです。

・携帯電話の標準機能で受信できること

SMSは基本的にスマートフォンに標準装備されているため、メッセージを受け取るためのアプリのインストールやアカウント登録が不要です。その為、スマートフォンを持っている方なら誰でも受信が可能になります。

このような理由から、SMSの開封率は90%以上といわれており、1回の送信で情報を伝えられる可能性が高いため何度も情報を送る手間が省けます。

●電話番号のみでメッセージを送ることができる

SMSは音声通話の回線を通じてメッセージを送るため、電話番号の情報を知っているだけでメッセージを送ることができます。
メールアドレスやSNSなどのアカウント情報などがなくてもお客様等と繋がることができるので、他の媒体よりも多くのお客様にメッセージを送信できます。

【実際のSMS活用事例とその効果】

実際に、弊社のSMSサービス(絶対リーチ:https://aicross.co.jp/zettai-reach/
を導入した企業の例と、その効果を見ていきましょう。

●税金回収の新たなソリューションとしてSMSを導入

豊島区役所では滞納者への納付催告の連絡が取りづらい、 納付催告を実施した後の反応率が低いといった課題がありました。

上記の課題の新たなソリューションとしてSMSを導入。

滞納者(1,009人)に対してSMS配信を行ったところ、 滞納者の携帯電話への配信成功は825人、SMS配信後一ヶ月の内に159人から反応がありました。

●「応募者と連絡が取れない」をSMSで解決した例

運送業を営む株式会社ロジクエストはさらなる企業の発展にドライバーを増やすため、月間2,000名もの応募者対応を行っています。

しかし、ロジクエストは応募者採用の際に以下のような課題を抱えました。

  • 求人の応募者と電話で連絡が取れず、そのままロスしてしまう
  • 面談前の無断キャンセル/当日キャンセルが絶えず確認に時間がかかる

このような課題を解決するために弊社のSMSサービスの導入に至りました。

SMSを用いて面談前日には応募者にリマインドを送り、電話がつながらなかった人へメッセージを送信しました。

結果、当日のキャンセルが30%減、連絡が取れなかった応募者35%と面談設定にいたることができました。

このように、SMSは幅広い業界、用途で使われています。

【従来マーケティングツールとの比較】

高い到達率、開封率の特徴を持つSMSですが、従来からあるe-mailや電話と比べてどの程度お客様にメッセージが届いているのでしょうか。

各ツールの特徴も踏まえて表にまとめました。

SMSe-mail電話
到達率90%-99%90%-99%
開封・応答率90-98%9.7%-10%30-40%
特徴・圧倒的な到達率・写真、動画を添付できる・数字を含む細かい情報を伝えられる・すぐに意思疎通ができる・感情等のニュアンスを伝えられる

この表からも、SMSは「簡潔な情報を確実に届けたい」際に有効なコミュニケーションツールであることが分かります。

【SMSの料金形態】

●初期費用

初期費用は基本的には無料のところが多いですが、付随機能が多い高額なSMS配信サービスを導入する際は3万円程度かかることもあります。

●月額費用

月額費用は、無料のところから5000円のところまでサービス会社によって幅広く設定されています。
月額費用が無料なところは従量課金の価格(送信料)が他社より高くなっています。

月額料金の中央値は1500円~2000円の範囲です。

●送信料

メッセージ送信料は、料金形態が会社によって異なります。SMSの送信結果に関わらず送信リスト数によって計算されるリクエスト課金、相手がSMSを受信した結果をもとに課金対象とする到達課金の二種類があります。
SMSサービス会社によってどちらの料金体系が採用されているかが異なるため、確認する必要があります。

また、一通当たりの送信料の相場は8円~16円です。

●使用サービスの違い

SMS配信サービスでは、単にメッセージをお客様に届けるだけでなく「受送信が可能なプラン」「お客様がSMSで決済代行ができるプラン」など、様々なサービスを付随させることができます。

ベーシックなサービスにこれらの機能を追加すると、初期費用、月額費用、送信料が上乗せされる可能性があります。

【SMS導入の際、知っておくべきことと注意点】

●リーガル面

 ・SMS導入者が知っておかなければならない法律

‐特定電子メール法

SMSで広告や宣伝のメッセージを送る際は「特定電子メール法」に基づき送信先からの同意が必要となります。

支払いや手続きなどのメッセージは「特定電子メール法」の対象外になるため同意は必要ありません。

‐個人情報保護法

メッセージを送るために必要な個人情報の軌跡が漏れないようにするためのリスク対策が必要です。

外部システムのチェックや監査、秘密保持契約を行っていないとSMS配信サービスが利用できない場合があります。

●使う際の注意点

 ・送信者の明記

お客様が送信者のアドレスを登録していない場合、SMSで配信したメッセージの送信元が電話番号で表記されます。

その為、本文に送信者名を明記しないとお客様は誰からのメッセージなのか把握できません。本文の冒頭に送信者が誰なのかを記す必要があります。

 ・機種

送信元の携帯電話の機種(iPhone、Android、ガラケー等)やパソコンの機種Windows、Macによってメッセージの送信方法が異なります。

初めて送信する際は、各機種に対応したマニュアルを参照する必要があります。

【SMS導入でマーケティングの選択肢を増やそう】

SMSは高い到達率を誇るだけでなく、ECサイトやコールセンターなどと連携することで、発送情報の連絡や不在電話のフォローなど様々なシーンで活用できます。

適切なSMSの導入で、顧客との接触機会や質を大きく向上させることが期待できます。

導入をする際は弊社のSMS配信サービス、絶対リーチ(https://www.zettai-reach.com/
を是非、検討してみてください。

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