【2022年版】徹底比較16選! SMS送信サービスの導入はどこがいい?
重要連絡、セキュリティ認証などに活用されるSMS(ショートメッセージサービス)。
SMSの活用に欠かせないのが「SMS送信サービス」です。
本記事では、SMS活用の市場動向、SMS送信サービスを徹底比較します。
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【SMSを企業が使う目的】
プライベートの連絡ツールとしてはあまり使われなくなったSMSですが、B to Cのコミュニケーションとしては成長市場といえます。
では、SMS送信サービスを企業が導入する目的はなにかを整理してみましょう。
●メッセージ到達率・開封率の高さを活かし大事な情報を確実にユーザーに届ける
SMSは予約確認のリマインドや未払いの督促のための連絡など、「必ずユーザーに確認してほしい情報」を確実に伝えられる手段として重宝されています。
その理由は、メッセージが配信先にどれだけ届いてるかを示す「到達率」と、そのメッセージがどれだけ見られているかを示す「開封率」の高さだといわれています。
携帯キャリアへの国内直収接続に対応できているかは到達率と開封率に大きく影響するため、ツールを選定する上で重要になります。
●運用費を抑える
多くのサービスでは、SMS送信は1通あたり10円前後の費用がかかります。配信するユーザーが限られる場合は負担を抑えられますが、1回の配信で数千・数万のユーザーへ一斉送信する場合には、配信費用だけでもかなり高額になってしまいます。
ボリュームディスカウントのあるサービスや、1通当たりの単価が少しでも安いサービスを選ぶというのも、サービスを決定する上での条件となりえるでしょう。
●認証サービスとしての活用
SMSはログイン時の2段階認証システムや、Eコマースの支払いや予約システムなどの承認コードの配信で活用されています。
このようなSMS認証システムは、企業のシステムとSMSツールを即時同期しなくてはいけないため、API連携機能が必須となります。
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【SMS(ショートメッセージサービス)のメリット/なぜ選ばれるのか】
スマホの普及によって連絡手段としての使用頻度が減る中、なぜ企業はSMSを今も採用しているのでしょうか。
具体的な利用シーンを交えてご紹介いたします。
●メールアドレスや住所よりも変わることの少ない個人情報
しかし、メールの場合いくつもアドレスを発行できるため、複数のメールアドレスを使い分けている人は一定数います。普段から使用するアドレスではないものからお客様にメールを送っても、それがお客様の手元に届く可能性は低いでしょう。
住所においても、転勤や進学などによる転居で、新しい住所がわからなくなったために連絡手段が途絶えたということもよく起こります。
しかし、MNP(ナンバーポータビリティ)で機種変更・キャリア変更をするようになってからは、携帯電話番号はめったなことでは変わることがなくなりました。
このような理由からメールアドレス、ダイレクトメールといった連絡手段と比較しても、SMSは最も確実性が高く、かつコスト面からもすぐれた連絡手段であると言えます。
●迷惑メールとして埋もれない
SMSが顧客とのコミュニケーションツールに選ばれるもうひとつの理由は、圧倒的な開封率です。
メールは前述したように複数アドレスを使用している人が多く、メルマガ登録や資料請求などの企業との最初のコンタクト、無料コンテンツの会員登録時には、サブのメールアドレスが活用されがちです。
しかし、SMSによる連絡は、
- 手続き上必要な連絡相手
- 必ず知らせてほしい連絡
- 携帯電話を知っている人からのSMS
と認識してもらいやすく、圧倒的に高い開封率を実現します。
【SMS送信サービス16社を比較】
SMSをビジネスに活用するためには、一括送信や、自社で使っているITシステムとのデータ連携などの利点を持つSMS送信サービスの利用が不可欠です。
以下のポイントを考慮して、SMS送信サービス事業者16社を比較・紹介します。
- 情報セキュリティ対策の第三者認証取得の有無
サービス提供企業が安全で、コンプライアンス遵守できているかを客観的に証明してくれるのが、第三者の公的な審査員による業務認証です。
情報セキュリティに関する認証はISO27001、プライバシーマークなどが広く認知されています。
表1に並んだ会社は両方の認証を取得しています。
- メッセージ到達率の高さなど基礎仕様
メッセージ到達率とは「企業が発信したSMS件数がどの程度の割合でユーザーに届くか」を指します。
通信網の不安定さによって、到達割合は変動します。
とくに、送信方法に関しては国内直収か国際回線直収かで送信不可能な割合が大きく変わると言われています。
- 他ITシステムとのデータ連携の可否
SMSをビジネスに活用する場合、メッセージを送り届けて終わり、とはならない業務がほとんどでしょう。
自社内で使うCRMシステムや他部署へのデータを共有するためなど、別のITシステムとの親和性が求められます。
その際に必要となる技術仕様を搭載しているかどうかを判定基準に加えています。
API通信、IVR連携*などの連携可否も調査しています。
API通信、IVR連携についてはこちらをご覧ください。
APIの使い方を徹底解説! 連携方法やメリット・デメリットも紹介
IVR(自動音声応答装置)とは? 仕組み、メリット・デメリット、導入効果も解説!
16社を表1〜3に分けて紹介します。
●1〜5社目
・①絶対リーチ!SMS
絶対リーチ!SMSは、第三者認証の両方を取得済み。
先述した3項目のいずれも満たしています。
また、取引決済など発展的な利用も可能で利用範囲が広がりそうです。
価格提示も明朗で、WEBサイトを見てある程度のイメージが掴めるでしょう。
https://aicross.co.jp/zettai-reach/
・②空電プッシュ
絶対リーチと同様、第三者認証を両方取得しています。
また、メッセージ到達率などもトップクラスを誇ります。
月額料金や詳細仕様のところで問合せが必要ですが、手堅く仕様を揃えている印象です。
https://www.karaden.jp/
・③EXLINK SMS
メッセージ到達率データは不明ですが、第三者認証取得にもしっかり対応している点が印象的です。
メッセージ到達率は重要なので要確認ですが、安心して使えるサービスと言ってよいでしょう。
・④SMSコネクト
第三者認証の対応をしっかり行なっています。
地方自治体で利用するための情報システム仕様に合致している、という紹介もありました。情報セキュリティに力を入れている印象があります。
ただし、メッセージ到達率や料金の提示はありません。
その他の機能はおおむね満たしている仕様なので、明示されていない箇所の仕様次第で総合的な評価が決まるでしょう。
https://www.accrete-inc.com/
・⑤Push!SMS
「メッセージ到達率99%以上」を掲げる国内直収方式のSMS送信サービスです。
ISO27001とプライバシーマークの両方を取得しており、安心して利用できる1社と言えます。
費用はすべて「要お問い合わせ」なので、まずは直接提案を受ける必要があります。
https://www.jintec.com/products/sms/
●6〜11社目
表2
6社目から11社目までは第三者認証取得のどちらか1つを取得している企業。
決して1つだから悪い、というわけではありません。
第三者認証は外部の審査員に対して「国の法律や規格を忠実に守っている」ことを証明する必要があります。
日常業務で規定順守のためにルールやマニュアルを文書化して、その決まりが恒常的に適用されているかを審査します。
1つだけでも外部審査機関の合格を得ている組織は、運営基盤がしっかりしていると考えてよいでしょう。
・⑥KDDI Message Cast
大手キャリアのKDDIが自ら運営するSMS送信サービス。
もともと、携帯電話キャリアとしてISO27001をKDDIグループ全体で取得しているため、信頼のおけるサービス業者だと考えてよいでしょう。
大企業の人的資源を活用し、24時間365日のトラブル受付サポートを行なっています。
https://biz.kddi.com/service/message-cast/
・⑦Mail SMS/⑧Mail SMSプラス
ISO27001を取得済み。
到達率はこれまでの公表企業よりは10%近く低下しています。
「世界30,000社との取引」をうたい、グローバルなサービスであることが分かります。
換言すれば、国内直収接続ではない通信が採用されている可能性があるため、確認が必要です。
グローバルな展開も視野に入れ、国内海外併用した活用も検討している企業に向いているかもしれません。
Mail SMSプラスはMail SMSに比べて、よりカスタマイズを行なえるプランです。
https://www.cm.com/ja-jp/
・⑨SMS Hana
プライバシーマークのみを取得しているサービス。
国内直収接続による99%のメッセ―ジ到達率、安価な価格設定などが魅力的です。
・⑩value SMS
プライバシーマーク取得済み。
国内直収接続は確認できず、到達率も非公表という状況では基礎品質面で判断がつかないというのが正直なところです。
価格設定は安価に見えるので、不明瞭な点の説明を受けた上で判断するとよいでしょう。
https://sms.value-sms.com/
・⑪KYUSMS
前者同様にプライバシーマーク取得ですが、国内直収接続や到達率が明示されていません。
価格面も「要問合せ」のみのWEBページのため、直接話を聞かないと全貌が見えない印象は否めません。
https://www.kyubiz.co.jp/lpa/
●12〜16社目
表3
ここからは認証取得をしていない企業のサービスです。
客観的に判断する材料が相対的に少なくなるため、事実をもとに講評します。
・⑫Cuenote SMS
メッセージ到達率は非公表ですが、国内直収接続を採用しています。
基礎機能面はクリアしているので、運用面でのセキュリティ対策などの確認を行うべきでしょう。
https://www.cuenote.jp/sms/
・⑬Media SMS
メッセージ到達率99.9%を誇るサービスですが、価格面は要お問い合わせ。
基礎機能は押さえているので、情報セキュリティ対策含めて詳しく提案を受けるべきサービスです。
・⑭SMS LINK
メッセージ到達率96%で、価格はWEBサイトで明朗に提示されています。
他のITシステムと連動させる技術方式が他社に比べて限定される点はマイナスポイントになりますが、使わないのであれば問題はありません。
情報セキュリティ対策の確認をお忘れなく。
https://smslink.nexway.co.jp/
・⑮eltex SMS
国内直収接続でメッセージ到達率99.9%を誇ります。
価格面では初期費用や月額基本料金不要、ランニングコストの提示に期待が高まります。
情報セキュリティ対策の確認をお忘れなく。
https://www.eltex.co.jp/service/product/eltexsms
・⑯WEBCAS SMS
メッセージ到達率非公開、価格は要問い合わせで認証取得やセキュリティ対策も要問い合わせとなっています。
現時点で特筆すべき点を判断できないため、WEBサイトをご覧ください。
https://www.webcas.jp/sms/
【安心、簡単、お得を提供できるサービスを選ぼう】
16のサービスを比較しながら、SMS送信サービスの機能やプランを紹介してきました。
SMSという連絡手段をなぜ導入すべきか、サービス導入の目的・配信相手(顧客)の特性を整理してどのサービスがあなたの会社に適しているか、分析してみてください。
一覧表の評価からお分かりいただけるように、企業側と顧客側が共に安心して利用し、確実にコミュニケーションが取れるSMS送信サービスを提供しているのが「絶対リーチ!SMS」。
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