SMS認証代行の利用はデメリットが多い? SMS認証を安心して使うポイントをご紹介
本人確認の厳格化などにより、SMS認証を求めるアプリやサービスが増えています。
「登録するためだけに電話番号を作りたくない」という理由で、SMS認証代行の利用を検討する人もいるのではないでしょうか。
しかし、SMS認証代行は犯罪にあたるほか、デメリットの多い方法。
いまや正規な方法で、安くSMSを使うことも可能です。
安心して使えるサービスを選ぶことで、SMS認証に関する不安も取り除けます。
この記事では、最初にSMS認証の仕組みを解説したのち、SMS認証が利用される4つの理由と注意点を紹介します。その後、SMS認証代行のデメリットを取り上げ、SMS認証を安心して使うポイントを解説するので参考にしてください。
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1 SMSとは
SMSは「Short Message Service」の略称で、「送信者の電話番号」「送信日時」「メッセージ本文」を送信できるサービスです。
従来はdocomoのショートメール、auのCメール、Vodafoneのスカイメールなど、同じキャリアのユーザー間でしか利用できない時期もありましたが、現在はiPhoneやAndroidのメッセージアプリによって、異なるキャリアのユーザー同士でも利用できます。
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2 SMS認証とは
SMS認証とは、携帯電話宛てに送信された一時的な確認コード(ワンタイムパスワード)をWeb上で入力し、本人確認を行う認証システムです。アプリやシステムの初回ログイン時などに使用されます。
そもそも携帯電話を利用したメッセージのやり取りは、パケット通信によるEメールがメインでした。特に大手キャリアがパケット定額プランを導入した以後、積極的に利用されてきたという経緯があります。
一方のSMSは、メッセージを送信するたび送信料金がかかるため、Eメールほど活用されてこなかったといわれています。ただし現在は、ユーザーの携帯番号宛てに送信できるという正確性もあり、認証システムとして導入している企業が増えている状況です。
3 SMS認証の仕組み
SMS認証の基本的な流れについて、ユーザー側と送信側(企業側)に分けて解説します。
まずはユーザー側の流れです。
- Webサービスのログイン画面にアクセスし、IDとパスワードを入力
- SMSの2段階認証画面で携帯電話番号を入力して送信
- 1~2分後、携帯電話番号に4桁または6桁の確認コードが届く
- ログイン画面で確認コードを入力
- 確認コードが正確であればログイン完了
次に送信者側の流れは以下となります。
- ユーザーからSMS認証の要求を受ける
- API経由でSMSに確認コードの送信を要求する
- SMSが確認コードをユーザーの携帯電話番号宛てに送信
- ユーザーがログイン画面に確認コードを入力後、API経由でSMSから送達結果が通知される
- ユーザーが入力した確認コードが正しければ認証完了
このようにSMS認証は、ユーザー側も送信側も利用しやすい仕組みといえます。
4 SMS認証が利用される理由
SMS認証が使われる理由として、多くの人が利用できる認証方法、確実な本人認証、不正アカウントの防止、スムーズな導入の4つが挙げられます。それぞれ解説していきます。
4-1 多くの人が利用できる認証方法
SMS認証はスマートフォンを所有しているユーザーであれば簡単に利用できます。メッセージが本人の携帯電話番号に届き、送信された確認コードをログイン画面に入力するだけなので、直感的に分かりやすいでしょう。
顔や指紋による生体認証、身分証明書コピーの提出、トークンを利用した認証方法よりも手軽なので多くの人が利用できます。
また、SMS認証は様々なアプリやシステムで導入されていますし、初めて利用するユーザーにとっても簡単に本人確認が可能です。
4-2 電話番号を使うため確実に本人認証できる
企業がユーザーの本人認証をする際、個人情報の取り扱いには十分な注意が必要です。ユーザーの利便性や管理の効率性を重視するあまり、本人以外の第三者でも簡単にログインできるシステムを採用している場合、アカウント乗っ取りや情報漏洩のリスクがあり、責任問題に発展する可能性もゼロではありません。
SMS認証は個人の携帯端末を使用するため、確実性が高い本人認証です。IDやパスワードが本人の記憶に基づく「知的認証」であることに対して、SMS認証は所有物に基づく「所有物認証」なので、携帯端末を第三者に奪われない限り、「なりすまし」を防止しやすい仕組みといえます。
4-3 不正アカウントによる利用を防げる
SMS認証を採用すれば、複数アカウントによる損害を防ぎやすくなります。例えば「会員登録すると20%オフ」のような特典を配布する場合、大量のアカウントによって不正にサービスを利用される可能性があります。
フリーメールアドレスは簡単に作成できるため、メールアドレスのみの登録ではアカウントを大量に取得されるリスクがあります。その一方、SMSは所有物認証なので不正アカウントの登録防止に効果的です。
4-4 企業側も導入しやすい
SMS認証を利用する場合、自社で認証システムを開発する必要がありません。生体認証やトークンよりもコストを抑えられますし、メンテナンスの負担を軽減できます。2段階認証を採用する場合も、今まで利用していたID・パスワード方式にSMS認証を連動させるだけなのでスムーズに導入できます。
なお「絶対リーチ!SMS」は初期費用ゼロ円で導入できるサービスです。99%の到達率と高い開封率を実現しており、5,000社以上に導入される豊富な実績があります。もちろん、セキュリティ対策も万全です。
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5 SMS認証の注意点
SMS認証による注意点として、個人情報漏洩のリスク、受信拒否設定、端末の紛失と解約、SMS認証代行の利用があります。それぞれ解説していきます。
5-1 個人情報漏洩のリスクがある
SMS認証は「なりすまし」を防止しやすいと前述しましたが、不正ログインを100%防止できるわけではありません。第三者に携帯端末を奪われる以外にも、解約後3ヵ月が経過すれば、同一の携帯電話番号が他のユーザーに使用されるリスクがあります。
そのような情報漏洩が発生した場合、ユーザー側は金銭的な被害を受ける可能性がありますし、企業として信頼性を損なう恐れがあるでしょう。
5-2 ユーザーの受信設定によっては届かないことがある
ユーザーの設定次第でSMSが届かないことがあります。特に大手キャリアはSMS自体を拒否できるため、企業としては、あらかじめユーザーが受信を拒否していないかどうかを確認することが大切です。
なお、海外拠点のSMS認証はスパムメールとしてブロックされる可能性があるため、国内製のサービスを利用するほうが無難です。
5-3 端末を紛失・解約すると利用できなくなることがある
ユーザーが携帯端末を紛失・解約するとSMS認証を利用できないことがあります。SMS認証は所有物認証なので、端末の存在が前提にあるからです。紛失した端末を第三者に使用された場合、ユーザーは前述したような被害を被るリスクがあります。
企業としては、端末が紛失した際にスムーズに再設定できるように、音声確認コードの導入などを考える必要があるでしょう。
5-4 SMS認証代行を利用されるケースがある
ユーザーがSMS認証代行サービスを利用すると、企業は本人の携帯電話番号宛てにメッセージを送ることができません。特に「ポイントや特典を多く獲得したい」といった理由からSMS認証代行を利用された場合、不正ログインによって企業が損害を受けるリスクがあります。
そこで次の段落から、SMS認証代行について詳しく解説していきます。
6 SMS認証の代行とは?
SMS認証をトラブルなく安心して使うためには、なにが「SMS認証の代行」にあたるのか、事前によく知っておくことが必要です。この章ではSMS認証の代行の意味や方法について解説しますので確認しておきましょう。
6-1 正規の方法を取らずにSMSの認証を済ませる方法
SMS認証代行は、本人以外の者や正規でない方法で取得した電話番号を使ってSMS認証を済ませる方法を指します。
SMS認証を行うためには本来、携帯電話会社と契約し、本人確認書類を提示したうえで電話番号を発番してもらうことが正規の方法です。SMS認証のためだけに使う電話番号を取得した場合でも、正規の手順で契約したのであればSMS認証代行とはならないので安心してください。
6-2 SMS認証代行には2つの方法がある
SMS認証代行は、大きく2つの方法に分かれます。
- 携帯電話回線を持つ人に依頼し、SMS認証を行ってもらう
- 専用のアプリを使って、携帯電話番号を取得する
それぞれどのような方法か、確認していきましょう。
他の人にSMS認証を行ってもらう方法
他の人にSMS認証を行ってもらう方法は、おおむね以下の手順で行われます。
SMS認証代行を行なう側が募集し、SMS認証代行をして欲しい人が依頼する、といった形式が多くなっています。
認証代行者は「SMS認証代行します」といった情報を掲示する。近年ではTwitterなどのSNSがよく使われる
依頼者は認証代行の情報を見て依頼する
認証代行者は依頼者に携帯電話番号を教える
依頼者はサイトに携帯電話番号を入力する
認証代行者は依頼者に認証コードを伝える
依頼者はサイトに認証コードを入力する
出典:三重県警「サイバーセキュリティ・ニュース令和3年10月 『SMS認証』を悪用しない!」
専用のアプリを使い携帯電話番号を無料で取得する方法
SMS認証代行となるもうひとつの方法は、正規の手段を取らずに携帯電話番号を取得する方法です。専用のアプリを使い、無料で取得する手段が使われがちです。
その番号でSMS認証が可能であれば、費用をかけず使い捨てできる番号を入手できるというわけです。
7 SMS認証代行を使いたくなる4つの理由
正規の方法でないことを知りつつもSMS認証代行を使いたくなる理由は、大きく4つに分けられます。なぜ使いたくなるのか、1つずつ確認していきましょう。
7-1 自分の携帯電話番号を教えたくない
「なるべく自分の携帯電話番号を教えたくない」という方は、多いのではないでしょうか。主な理由には「しつこい営業電話を取りたくない」「知らない人からの電話は怖い」といった点が挙げられます。
TOKYO FMが公開する「日本全国サラリーマン実態調査 Q593 知らない電話番号からの着信、どうしてますか?」によると、3人に2人は「知らない電話番号からの着信は出ない」と回答しています。
サービスの登録に電話番号を記入すると、「どの電話番号からかかってくるかわからない」という不安の原因となることは否めません。
「他人には極力、自分の電話番号を教えたくない」と強く思うことは、SMS認証代行を選ぶ動機のひとつに挙げられます。
7-2 不要なSMSを受け取りたくない
サービスを契約する際に携帯電話番号を教えると、頻繁にSMSを受け取ることにならないか気になるかもしれません。
また、迷惑メールで悩んだ経験を持ち、同じことをSMSでは繰り返したくないと思う方もいるでしょう。
なかには「サービスを契約するときにSMSを受信できればよく、その後のSMSは受け取りたくない」と考える方もいるかもしれません。
このような方は、無駄なSMSを受け取らなくて済むよう、自分の携帯電話番号を入力せずにSMS認証代行を選ぶ可能性もあります。
7-3 携帯電話会社と契約せずにSMSを受け取りたい
「携帯電話会社と契約せずにSMSを受け取りたい」と思う方もいるのではないでしょうか。このケースはさらに、「コストカットが目的の場合」と「携帯電話の契約ができない場合」に分かれます。
それぞれについて、理由を確認していきましょう。
SMSを受け取るためだけに月額料金を払いたくない
以前はスマホを使うなら、携帯電話会社との契約が必須でした。
しかし、現在では携帯電話会社と契約しなくても、スマホをWi-Fiに接続して通信可能。
スマホに搭載されている多くの機能を使えます。
このような方も、SMSを受け取る場合は、携帯電話会社と契約しなければなりません。
利用者にとっては、SMSのためだけに毎月のコストが余分にかかるわけです。
コストを抑える目的で、SMS認証代行を活用したいと考える人もいるのではないでしょうか。
携帯電話会社と契約できない
SMS認証代行を選ぶ方のなかには、なんらかの事情で携帯電話会社と契約できなくなった方もいます。
携帯電話契約を解除されても料金の不払いを続けた「携帯ブラック」は、代表的な例です。
多くの会社から携帯電話の契約を拒否されてしまえば、SMSの利用も難しくなります。
このような方がSMS認証を必須とするサービスを契約する場合は、SMS認証代行しか方法がないと考える方もいるでしょう。
7-4 ポイントや特典を多く得たい
SMS認証代行を使いたいと思う動機には、「できるだけトクしたい」「少しでも財産を増やしたい」という理由もあります。
スマートフォンやSMS認証を使って特典を得る場合は、1人1回までという制限がつく場合が多いです。そのため、SMS認証代行を使えば少額のお金を払うだけで、ポイントなどの特典をいくらでも得られると考える方もいるでしょう。
もちろんこの行為は、サービス提供会社にとっては想定外です。規約違反となりポイント等が没収されるだけでなく、犯罪となるおそれもあります。
実際に逮捕された例もあるので、けっしてやらないようにしましょう。
8 SMS認証代行を使う5つのデメリット
SMS認証代行を使うことには、さまざまなデメリットがあります。なかにはサービスの利用継続だけでなく、人生に重大な影響をおよぼす項目もあることに注意が必要です。ここでは主な5つのデメリットを取り上げ、内容を詳しく確認していきましょう。
8-1 SMS認証代行そのものが犯罪
警察庁は2021年4月に、SMS認証代行業の取り締まりを強化するよう都道府県警察に指示しました。
実際に、都道府県警察に逮捕や検挙される人も出ています。また、埼玉県警ではTwitter上で、認証代行のツイートに対し「SMS認証代行は犯罪であり、検挙者も出ている」という趣旨の内容を返信しています。
加えて、三重県警が公表したケースでは、SMS認証代行を依頼した人も検挙されていることに注意してください。もし、有罪となれば、さまざまな不利益を受けます。人生にマイナスの影響を与えることは、もっとも大きなデメリットといえるでしょう。
8-2 SMS認証が不可となる場合も少なくない
せっかく申し込んでも、SMS認証を行なえないケースも少なくありません。このケースは、大きく2つに分けられます。そもそもSMS代行業者に支払った金額が少額であるため、泣き寝入りせざるを得なくなる可能性は高いことに注意しましょう。
SMS認証に使えない番号を提示された
1つ目のケースは、SMS認証に使えない番号を提示されるケースです。たとえば、以下の番号が挙げられます。
- 050で始まる番号
- 海外の電話番号
もし、SMS認証代行業者がSMS認証に適した電話番号を提供しない場合、支払った金額は無駄になってしまいます。
業者が必要な手続きを行わない
もう1つのケースは代金だけ受け取り、申込者に番号を提供しないケースです。過去には、SMS認証代行業者に代金を支払った後、連絡が来なくなる被害が報告されています。
そもそも、SMS認証代行自体が違法行為である以上、業者がまともに対応する保証はありません。詐欺に遭うリスクがあることも、デメリットに挙げられます。
8-3 機密情報など重要な情報が外部に流出する
業務で使うサービスを登録する場合は、SMS認証代行を使うリスクがより高まります。
もし、SMS認証代行を使った場合は、機密情報や個人情報などの重要な情報が外部に流出するおそれがあるためです。
たとえば、他人の番号でSMS認証を行った場合、以後のSMSは他人のスマホに届きます。
SMSが送信されるたびに、重要な情報が流出しかねません。
この事実が発覚した場合は、社内規程に従い処分を受ける可能性が高くなります。状況によっては離職せざるを得なくなる、会社から損害賠償を求められるといった事態に陥るかもしれません。
8-4 サービスの利用停止処分を受けかねない
ラクマやメルカリなど、多くのサービスではSMS認証代行の利用を明示的に禁止しています。
認証代行者はもちろん、不正に入手した電話番号を使ってサービスを登録した者も利用停止処分を受けるおそれがあります。
実際にラクマにおいて、SMS認証代行を利用した方が即座に利用停止となった事例が報告されています。SMS認証代行は手間と時間、お金を無駄にする行為といえるでしょう。
8-5 業者が申込者の情報を悪用するおそれもある
SMS認証代行の利用は、ご自身に関する情報の流出にもつながるおそれがあります。
たとえば、TwitterでSMS認証代行を申し込む場合は、代行業者に対してTwitterアカウントを開示します。
後日、代行業者は申込者のTwitterアカウントをリスト化し、他社へ勝手に販売するかもしれません。
このような結果は、申込者が意図しないものです。SMS認証代行に申し込まないことは、個人情報の悪用を防ぐ有効な方法です。
9 安心してSMS認証を利用する3つのポイント
せっかくサービスを申し込むなら、SMS認証も安心できる方法を選びたいものです。
SMS認証を利用する際に意識しておきたいポイントは以下3つあります。
- 安心して使えるサービスやアプリを選ぶ
- SMSを忘れずに申し込む
- 仕事に関するサービスは法人契約を結んだ回線で契約する
9-1 安心して使えるサービスやアプリを選ぶ
最も重要なポイントは、安心して使えるサービスやアプリを選ぶことです。
この項目はさらに、以下の2つに分けられます。
- 申し込むサービスやアプリが安心できることを確認する
- 正規に契約した回線を使ってSMS認証を実施する
それぞれについて、詳しく解説していきます。
申し込むサービスやアプリが安心できることを確認する
サービスやアプリを申し込む前には、以下の点を確認しましょう。
- 安心して使えるサービスやアプリである
- 運営会社の信頼性
たとえば、頻繁に広告SMSが届くサービスは、煩わしく感じるもの。「登録しなければよかった」と後悔する方も出てくることでしょう。
このような結果を防ぐためには、利用規約をよく読んでから申し込むことがおすすめです。
ネット上の評判もひとつの参考となります。
また、不要なSMSを受け取らないよう設定できる機能があると、より安心できるでしょう。
正規に契約した回線を使ってSMS認証を実施する
格安スマホの普及により、安価で正規の回線を契約できる時代となりました。なかには、月数百円のランニングコストで契約できる会社もあります。
コストが心配な方でも正規の電話番号を活用し、安心してSMS認証を使うことが可能です。
このため、節約と引き換えに「違法」「登録に使えない」といった高いリスクを負ってまで、SMS認証代行を利用するメリットはありません。
9-2 SMSを忘れずに申し込む
携帯電話会社と契約した場合、どのプランでもSMSが自動でつくとは限りません。選んだプランによっては、SMSがオプションとなる場合もあります。
もし、申し込みを忘れると、当然のことながらSMSは使えません。後日、変更手続きをした場合、SIM再発行などの料金が加算される場合があります。事前の十分な確認により、余分な手間と支出を防ぐことが可能です。
9-3 仕事に関するサービスは法人契約を結んだ回線で契約する
「仕事でSMS認証が必要なサービスを使いたい。しかし自分は携帯ブラック」という方でも、あきらめてはいけません。お勤めの会社からスマホを貸与してもらえば、仕事に関するサービスは問題なく使えます。
その理由は、携帯電話会社とお勤めの会社で契約する「法人契約」であるからです。利用者が携帯ブラックであるかどうかは審査されません。
そのため、個人では携帯ブラックとなってしまった方でも、利用できます。
10 「絶対リーチ!SMS」は公的機関にも導入された安心できるサービス
「絶対リーチ!SMS」は受信者に不安を与えることなく、SMSを使った情報提供やコミュニケーションを安心して進められるサービスです。
たとえば、不要なSMSを受信者の操作で受け取らないよう設定できる「オプトアウト機能」は、代表的な機能のひとつです。ほかにも、音声契約の有無を判別することにより、不正利用を回避できるという特徴があります。
また、SMSを送受信できる端末ならば格安スマホにも対応するため、コストを抑えたい受信者にも対応できます。
「絶対リーチ!SMS」は民間企業だけでなく、豊島区など公的機関にも導入されています。安心できるサービスであることがおわかりいただけることでしょう。
11 SMS認証は正規に取得した携帯電話番号で進めよう
SMS認証代行の利用は極力、避けることをおすすめします。ここまで解説したとおり、重大な悪影響をおよぼすリスクが複数あるためです。場合によっては利用した後、長期間にわたって不利益を得るおそれもあることに留意しなければなりません。
安心できるサービスを見極めたうえで、正規に取得した携帯電話番号を用いて登録するのがおすすめ。今は、安価で手軽にSMSを使える時代です。正規の方法を活用し、安心・安全を手に入れましょう。