SMSとメールの違いは? ビジネスシーンにおけるSMSのメリットを紹介
「SMS(ショートメッセージサービス)とメールは何が違うの?」という疑問を持つ方は多いでしょう。SMSは近年多くの企業が顧客とのコミュニケーションをするために導入している便利なツールです。
ここでは、SMSの基礎的な情報やメールとの違い、ビジネスシーンで利用するメリットを詳しく解説します。
なぜ「SMS」が選ばれる?
コミュニケーションにおける、SMSの強みと他のツールとの違いを利用イメージと合わせてご紹介
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【SMSの基本 そもそもSMSとは】
●SMSとは
SMSはショートメッセージサービスの頭文字をとったもので、携帯電話同士で短いメッセージのやりとりができるサービスです。SMSは個人間での利用はもちろん、ビジネスシーンでも組織内の伝達や、パブリックコミュニケーションに使われています。
●SMSの特徴
SMSの特徴として①電話番号での送受信、②開封率が高い、という2点が挙げられます。
①電話番号での送受信
SMSは電話番号のみでメッセージを送受信できるため、相手のメールアドレスを知らずとも、電話番号さえ知っていればメッセージを送ることができます。
②開封率が高い
メールの開封率は平均10%程度と言われていますが、SMSはメッセージの開封率が90%と圧倒的に高いため、確実に相手に情報を届けたいときに有効です。
このような特徴から、SMSは個人同士のやり取りのためのツールというよりは「簡単な情報を、確実に顧客に届けたい」と考える事業者向けの媒体として使われています。
ここでは、SMSについて基礎的なところしか紹介していませんが、SMSについてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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【各携帯キャリアのSMS名称】
SMSは携帯キャリアによって呼び方が変わります。それぞれの携帯キャリアはどのようにSMSを呼んでいるのでしょうか。
携帯会社docomo、au、SoftBank各社のSMSの総称をまとめました。
docomo | SMS |
au | SMS、Cメール |
SoftBank | SMS、ライトメール、Pメール |
【auのSMS、Cメールのサービス特徴】
各社のSMSにわずかな違いはあるものの、どれも同じような機能を有しています。SMSの具体的な機能を理解しやすいよう、auのCメールサービスの特徴を機能ごとに紹介します。
●Eメールとの連携(現在サービス終了)
以前まではEメールをCメールで受信することができましたが、スパムメール対策で一般ユーザーは利用不可になりました。また、Eメール着信をSMSでお知らせする自動転送設定も2013年で終了しました。
同様に、スパムメール対策で10件までの同報も廃止されました。
●緊急時のお知らせ
auのお留守番サービスでは、相手が留守番センターに接続したり、伝言を残した場合にCメールで自分の携帯電話に知らせる「着信お知らせ」・「伝言お知らせ」機能が提供されています。
また、2008年から緊急地震速報などに求められる迅速な同報着信に対応するために改良が続けられています。
●異なる携帯キャリアとの端末同士でのやりとり
以前までは他社の端末とSMSを送受信することができませんでしたが、2011年からdocomo・SoftBankの端末にもSMSでメッセージを送受信することができるようになりました。
●文字数
SMSサービス開始当初は最大で全角70文字しか送信することができませんでした。しかし、2019年以降から全角670文字まで送信することができるようになったため、長文の送信が可能になりました。
【SMSとEメールの違い】
SMSとメールの違いは、以下の4つです。
●1ユーザーが持てる連絡先の数
SMSは電話番号を使用してやりとりするため、1つの携帯電話に対して1つの連絡先しかありません。一方で、Eメールはフリーメールを利用すれば1ユーザーが複数のメールアドレスを保有することができます。
メールではダミーのアカウントを作ることも可能ですが、SMSではこれができません。この理由から、SMSは本人認証をするためにも用いられることがあります。
●送受信できる文字数
Eメールには文字数制限は設けられておらず、メールの送信容量を超えない限りは何文字でも送ることができます。一方、SMSで送信できる文字数は670文字までです。
また、受信者の端末が670文字に対応していない場合は、メッセージが分割されて送られてしまう可能性があります。URLなどを送信する場合に途中で途切れてしまい、対象者にリンクとして送ることができなくなってしまうことがあるため、注意が必要です。
●データの送受信
Eメールは、文中への画像の挿入、HTMLでの装飾、添付ファイルの送受信が可能です。一方、SMSは、テキストのやりとりしかできません。
多くの事業者は、画像やファイル等で多くの情報を送りたいときにはメール、短くてシンプルな情報を送るときにはSMSと使い分けています。
●一通あたりの料金(国内)
SMSは、メールなど他の媒体と違い、全体の文字数によって1通あたりの料金が上がることに注意が必要です。この料金形態は3社とも共通しています。1-70文字で3.3円、71-134文字で6.6円、135-201文字で9.9円、以降全角67文字ごとに3.3円ずつ加算されます。
いずれも、最大の文字数は670文字になります。
【SMSとSNSやその他ツールとの違い】
SMSやメール以外にも、コミュニケーションをとるために用いられるツールをご紹介します。
●コミュニケーションアプリやSNSのDM機能
Eメールと違い、このようなサービスではお互いがアプリを取得していることや、SNSにアカウントを持っている必要があります。個人間でよく使われるのは、LINEやカカオトークなどのコミュニケーションアプリなど。
また、FacebookやTwitterなどのSNSの機能であるDM(ダイレクトメッセージ)などでもメッセージを送ることができます。
●MMSやiMaasage
MMSは、マルチメディアメッセージングサービスの略で、いわゆるキャリアメールのことです。つまり、メールアドレスを使用してメッセージを送ることになります。
SMSと違い文字数に制限はないものの、データ容量は各携帯会社によって異なる制限が設けられています。
iMaasageはApple製端末同士のメッセージ機能です。そのため、Apple製品同士でなければ送受信ができません。
SMSとの詳しい違いについてはこちらをご覧ください。
いまさら聞けないSMSとMMS、iMessageの違いとは? メリットや料金、活用事例を徹底解説!
【ビジネスシーンでのSMS利用メリット】
ここまで、SMSとメールの違いについて紹介してきました。では、SMSにはビジネスシーンにおいてどのような利点があるのでしょうか。
●プロモーションに活かせる
SMSはメールよりも圧倒的に開封率が高く、より確実に相手に情報を届けることができます。メールの開封率が低い理由の一つが、自動的にプロモーションフォルダなどに振り分けられてしまい、顧客がチェックするメールボックスに到達できないことです。
たとえば、弊社のSMS配信サービス『絶対リーチ!SMS』であれば、到達率は99.9%。メールと違って他社の情報に埋もれることも少ないため、高確率で開封してもらうことができます。
メールのように画像等で視覚的に訴えることはできませんが、自社サイトのURLやクーポンの配信を行うことで、ワンクリックでWebページへ誘導することができます。SMSの詳しい活用方法はこちらをご覧ください。
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●目に付きやすく、読まれやすい
文字数が少なく簡潔に書かれているからこそ、読み飛ばされてしまうことが少なく、高確率で受信者に情報を届けることができます。既存ユーザーへのプロモーションなどにおいては、文字数制限こそがビジネスユースに向いているポイントでもあるのです。
●セキュリティが高い
SMSにリスクが一切ないとは言い切れませんが、メールに比べてセキュリティが高いと言われています。その理由は、電話番号はSIMカードに紐づけられているので、送信側がアカウントの乗っ取りや不正アカウントの作成が難しいためです。
また、受信者側の理由として、ファイルの添付がないので開封によってウイルス等に感染する可能性が低いことや、携帯キャリアがフィルタリングを強化して行なっていることが挙げられます。
顧客と企業が安心してSMSを使える詳しい理由はこちらをご覧ください。
SMSは高セキュリティ! 顧客と企業が安心して使える理由を解説
【SMSを導入して顧客とのコミュニケーションの質を高めよう】
SMSとEメール、その他ツールの違いについて理解していただけたでしょうか。
メリットの多いSMSですが、メッセージを一人ひとりに送るのは手間も時間もかかってしまいます。そこで、SMSを一括で顧客に届けるサービスの需要が高まっています。
そのような需要にこたえるために、弊社でもSMSを一括で送ることができるサービスを提供しています。ビジネスとしてSMSを利用する機会があれば、弊社の絶対リーチ!SMSを検討してみてください。