【5G時代の新常識】世界の最新トレンド”RCS”とは
2019年、世界では次々に5G回線のサービス提供が始まりました。
日本でも5G回線の整備や5G対応端末の販売準備が行われており、「5G」関連のニュースを聞かない日はないくらい、大きな注目を集めています。
5G回線によって、これまでの4G回線やLTE回線よりも通信速度が速くなるのは皆様ご存じのとおりです。
例えば、これまで数分かかっていた動画のダウンロードがわずか数秒で完了してしまう。というのか”5Gの世界”です。
これによって、ますます情報の量・質・スピードが向上していくことは、間違いないでしょう。
そこで、今回は5G時代に最も注目されている、RCS(リッチコミュニケーションサービス)についてご紹介します。
What’s RCS?
3つの英単語が並ぶと「うわ、また新しいヤツ出てきたよ。」と思いますよね。
RCSももれなく、そのうちの一つです。
RCSは「Rich Communication Services」の略で、「従来のSMSよりもできることが増えたメッセージツール」と認識していただくとイメージしやすいかもしれません。
※正確には、GSMAが定めるメッセージサービスの国際規格を指します。
では具体的に、これまでSMSには機能がなく、RCSによって初めてできるようになった点は何でしょうか。
答えは、
画像・動画などのテキスト以外のファイルも送ることができる点です。
「なんだ、それだけか。LINEやメッセンジャーと変わらないじゃん。」
と思った、そこのあなた。
RCSの実力を確かめるために、まずこちらをご覧ください。
これが最新トレンド。RCS活用事例
米サブウェイでは、写真を選択していくだけで、自分好みのトッピングが入ったサンドウィッチをRCS上だけでオーダーすることができる仕組みを用意しています。
この例をみて分かるように、
電話番号さえあれば、利用用途に応じて様々なサービスを提供できるという点において、他のコミュニケーションツールよりも優位性があると言えます。
特にBtoC領域の企業にとっては、非常に使い勝手の良いサービスです。
またRCS上では、企業のカラーやアイコンを設定できるため、LINEやメッセンジャーに比べて、デザインをカスタマイズできるというポイントもあります。
さらに、アカウント偽造防止のため「認証マーク」を付与することもできるのです。
RCSって、日本でも使えるの?
皆さんも、少しRCSについて興味を持たれたのではないでしょうか。
「今すぐにでもRCSを使いたい。でも日本でRCSって使えるの?」
そんな疑問をお持ちの方に朗報です。
実は、もうすでに日本では「+メッセージ」というRCSに準拠したアプリケーションをインストールすることができます。
「+メッセージ」は、ソフトバンク・NTTドコモ・KDDIの3キャリアが合同で開発したアプリケーションです。
また、この「+メッセージ」は、5G対応端末を持っていなくても使用できます。
つまり、「+メッセージ」自体は5G回線がなくても、従来の4G回線やLTE回線でも十分使用することができるのです。
5G回線の登場によって、よりスムーズに画像や動画を送信することができることから、“5G時代のアプリケーション”として大きな注目を集めていたのですね。
皆さんも是非お手持ちのスマートフォンにインストールしてみてください。
※MVNO(格安SIM)で契約している場合、使用できない場合がございます。
+メッセージ(NTTドコモサービスページ)
https://www.nttdocomo.co.jp/service/plus_message/