他社サービスとWin-Winの関係を築け、さまざまなメリットのあるAPIの活用。
しかし、くわしくはわかっていないという方も多いでしょう。

今回はAPIの使い方や、利用する上でのメリット、デメリットを分かりやすく解説していきます。


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【APIとは何か? 使い方を解説】

最初にAPIの使い方や連携の意味を解説しましょう。

●APIはアプリ同士の機能を共有する接点

API (Application Programming Interface) とはソフトウェア(アプリ)の一部機能を共有するしくみのこと。
つまり、異なるアプリが持つ機能(プログラム)を共有するための接点です。

従来は、アプリ開発用にOSが提供する機能のみをAPIとしていましたが、今では多種多様なAPIが存在します。
たとえば、Webサービスがアプリ開発者向けに公開するWeb API。

頻繁に使う機能はAPI経由で他アプリを呼び出せるため、APIの使い方次第でプログラム開発の工数を削減できる可能性が大いにあります。

●API連携とはアプリ同士を連携すること

自社のアプリに他アプリの機能を埋め込むことをAPI連携と呼びます。
APIを連携するとは、実際にAPIを活用してアプリ同士を連携し、新しい機能を実装したり、既存機能を強化することを意味します。

他のアプリとの連携と聞けば、セキュリティ面での懸念を感じるかもしれません。
しかし、APIキーという暗号化された文字列を使うため、セキュリティの確保はできます。

すでにAPI連携が一般的になっているアプリの場合、数分程度で連携を完了できる場合もあります。
が、自社開発のアプリに他社の機能をAPI連携するには、事前作業が必要です。


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【API連携の使い方】

API連携のスマートな使い方としては、特定のサービスにログインする際に、別サービスであるGoogleやYahoo!のアカウントなどで代用できるようにしたものがよく知られています。
他にも、API連携のよく知られた使い方を3つ紹介しましょう。

●Uber

現在40か国を超える国で配車サービスを展開しているUber。
そのUberのAPIを利用して、業務を効率化したホテル企業があります。

具体的なAPIの使い方としては、顧客がホテル内でUber上の配車ボタンを押せば、車が迎えにくるというもの。
顧客はホテルフロントの手を煩わせることなく車を気軽に呼べるようになり、さらにUberのポイントも貯まるなど、ホテル滞在に関する満足度が向上しました。
また、ホテル側では配車業務を効率化できました。

ホテル滞在時にUberを顧客に利用してもらえれば、ホテルとしてもUberにもベネフィットがあるため、関係者全員が得をする体制が確立したといえます。

●Twitter

大手SNSであるTwitterもAPIを提供しています。
APIの使い方は、たとえば特定キーワードを含んだツイートに自動でいいねをしたり、ツイートの検索や分析に活用するというもの。
SNSマーケティングの業務効率化や、成果を早く出すといったことを期待できます。

●SNS認証

FacebookやInstagramなどが提供するAPIでは、他サービスへのログインが省略可能です。
また、サービス利用開始時に必要なアカウント情報をSNSに登録している情報で代用するといった使い方もできます。
自社でログインが必要なWebサービスを展開しているなら、ぜひとも活用したいAPIの使い方です。

【APIを使うメリット、デメリット】

APIを使うメリット、デメリットは何が考えられるでしょうか。

●メリット

APIを連携して得られる、代表的なメリット4つを解説します。

・多くのサービスを提供しつつコストカットが可能

自社アプリを提供している場合、コストを抑えながら多くのサービスを簡単に提供できるのが、API連携の大きなメリットです。
ゼロからアプリの機能を作ったり強化する必要がなくなるので、開発にかかる時間や費用を大幅にカットできると考えられます。

・他社データの二次利用が可能な場合も

すべてのアプリのAPIで使えるわけではありませんが、API連携先のデータを二次的に活用できることがあります。
たとえば、自社と違う業界でデータを活用してもらい、顧客の行動や性質を再発見するような使い方がAPI連携で可能になります。
商品開発や新たな営業方法の発見などに役立つでしょう。

・サービス利用者の利便性アップ

API連携でサービス利用者の利便性をアップできる点は、多くの人に関係するメリットと考えられます。
自社アプリにSNS認証ができるAPI連携をすれば、自社ユーザーの面倒な手続きや手間を省けます。
また、自社内で使用する複数のツールでAPI連携ができるなら、データのやり取りが簡単にできるのです。

・セキュリティ性の向上

大手サービスとAPI連携する場合には、セキュリティ性の向上にも期待が持てます。
多くのユーザーを抱えているアプリのセキュリティは、基本的に高くなっています。
そのため、有名企業のログインシステムでAPI連携で使えるようにすれば、高レベルなセキュリティ性が実現できるのです。

●デメリット

API連携では、連携先の企業に少なからず依存することになります。
そのため、連携先の企業がAPIの提供を停止した場合、自社開発のアプリや自社で利用しているアプリに何らかの不具合が出る可能性があります。

長期にわたって利用できそうなアプリのAPIと連携することを心がけてください。

【まだ連携していない企業におすすめのAPIの使い方3選】

API連携を活用していない場合に、おすすめできるAPIの使い方を解説しましょう。

●自社Webサービスと親和性の高いAPIを連携

特定地域に密着したWebサービスを自社で展開している場合は、GoogleMapのAPIなどが役に立ちます。
自社で地図アプリを開発しなくても高解像度で地図を表示したり、ストリートビューの活用が可能です。

●自社ECサイトと大手モールをAPI連携

自社でECサイトを展開している場合は、楽天やYahoo!ショッピングなどのAPIと連携させるのがおすすめ。
集客力アップを期待できますし、在庫や顧客の購入情報の一元管理なども可能になります。

●SMSの活用とAPIの連携

集客数や見込み顧客数アップを求めるなら、SMSとAPI連携するのが良い方法です。
SMSはメルマガなどと比べて到達率と開封率に優れ、予約のリマインダーをするといった使い方もできます。
集客や顧客の取りこぼし防止に有効であり、APIと連携すれば、SMSを自動送信したりLINEなどの通知メッセージとの連携も可能になります。
顧客へのアプローチの効率化につながるのです。

SMSの活用には「絶対リーチ!SMS」をはじめとするSMS配信サービスを使うのが基本です。
SMS送受信の管理が楽になり、セキュリティもアップします。

また、APIはアプリ開発をしていない企業にとっても有用なものです。
自社で使っているアプリに欲しい機能を追加したり、機能を強化することも手軽にでき、集客やマーケティングといった業務をより効率的に行なえるようになります。
APIはすべての企業で積極的に活用していくべきと言ってよいでしょう。

【APIの実装方法を4ステップで紹介】

API連携で他社アプリのプログラムを自社開発のアプリに実装するには、次の通り4ステップが必要です。

●1.APIを提供する企業に登録

APIを提供している企業では、連携アプリの登録ページがあるので、必要な情報をあらかじめ登録する必要があります。
登録する主な情報は以下のとおりです。

  • アプリの名前
  • 概要
  • アプリのトップページのURL
  • 作業後の戻り先URL
  • APIの使用用途

必要情報を登録した後、連携先の企業で審査があることも。

●2.APIキーとシークレットを取得

セキュリティ性の担保のために、APIキーとシークレットを取得します。
次のステップで必要になるので、控えておきましょう。

●3.アプリと連携

取得したAPIキーとシークレットを自社アプリに設定。
審査がない場合は、この段階ですでにAPIを活用できる状態です。

●4. 審査を経て実装

審査がある場合は、審査に通った後に実装されます。
基本的に、APIの情報が網羅的に記載されたリファレンスがあるため、参考にしながらAPIを利用してみましょう。

【まとめ:APIの使い方をマスターして自社事業の成長を!】

API連携のメリットや使い方を知れば、自社で応用しない手はありません。
もっとも、日本でのAPI連携はまだまだこれから。
競合他社に先んじたAPIの使い方ができれば、先行者利益を得られるチャンスがあると言えるでしょう。

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