SMSの受信APIの活用はおすすめ? 特徴と注意点を徹底解説
SMSは手軽かつ安心して使える機能ですが、標準機能ではモバイル端末の利用が不可欠。
しかし、実は「受信API」を活用すればPCでもSMSを受け取ることが可能で、業務効率化に貢献することができます。
一方、料金が高くなるなどの注意点もあります。
特徴や注意点をくわしく確認していきましょう。
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【SMSの受信APIとはどんなサービス?】
SMSをより便利に使える受信APIとは、どのようなサービスなのでしょうか。
2つの項目に分けて、くわしく確認していきましょう。
●PCなどでSMSを受け取れるサービス
SMSは携帯電話会社の標準サービスを使っている限り、スマートフォンや携帯電話でしかメッセージを受け取れません。
PCなどの、モバイル端末以外の機器でもSMSを受け取れるようにしてくれるのが受信APIです。
SMS受信APIの仕組みをひと言であらわすと、「スマホの代わりにSMS受信APIが窓口となって受け取り、内容をパソコンへ転送する」もの。
身近なシーンにたとえるならば「荷物が届いた際、営業担当者の代わりに総務担当者が受け取り、荷物を営業担当者に届ける」ようなイメージです。
この仕組みにより、SMSの内容をパソコンで確認できます。
転送される項目には、以下のものが挙げられます。
- メッセージの送信者
- 受信者が契約する番号
- メッセージの内容
- 受信した時刻
●別途申し込みや契約が必要
SMSの受信APIサービスを使う場合は、携帯電話会社と契約を結ぶ必要はありません。
代わりに受信APIサービスを提供する企業と契約を結び、携帯電話番号を確保したうえでWebhookと関連付ける必要があります。
Webhookとは、メッセージ受信などの事象が発生すると外部のサービスに自動で通知する仕組みのこと。
代表的なサービスには、Xonzo(ゾクゾー)が挙げられます。
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【SMS受信APIにはどんな機能がある? 活用で実現できる3つの項目】
SMS受信APIには、業務に役立つ3つの機能があります。
活用するメリットをくわしく確認していきましょう。
●スマホを見なくてもSMSを確認できる
スマホを見なくてもSMSを確認できることは、代表的なメリットに挙げられます。
日々の業務で、以下の負担を感じている方も多いのではないでしょうか。
- 定期的にスマホの画面を見て、SMSが来ていないか確認する
- SMSの着信があったため、スマートフォンを探す
このようなことが起こると作業の中断が必要となり、業務効率を落としかねません。
SMS受信APIの活用で、いつも作業をしているパソコンから視線を外すことなく、SMSを確認できます。
仕事の流れを止めずに済むため、生産性の向上に貢献します。
●複数のモバイル端末に届くSMSを一括管理できる
SMS受信APIでは、複数のモバイル端末に届くSMSも一括管理できます。
以下のメリットが得られ、業務をスムーズに進める原動力となります。
- 業務用スマホに届いたSMSを、パソコンの画面で集中的にチェックできる
- 複数のスマホを、日に何回もいちいちチェックする手間を省ける
顧客に対しスピーディーな対応を行なえることも、見逃せないメリットです。
また、メッセージの自動振り分けや、送信者の電話番号を自動的にリストへ追加する機能も使えます。
SMSのチェックや管理の手間を省き、本来行なうべき対応に集中できることは大きなメリットといえるでしょう。
●メッセージへの自動返信も可能
SMS受信APIでは、届いたメッセージに対する自動返信も可能です。
代表的な例として、以下の使い方が挙げられます。
- 受信確認のメッセージ
- 年末年始や夏季休業など、返信が遅くなる旨の通知
メッセージを送った側としては、きちんと届いたかどうか気になるもの。
自動返信機能の活用により、送信者に安心感を与えることが可能です。
【SMSの受信APIを利用する3つの注意点】
SMSの受信APIを使う際には、ぜひ知っておきたい3つの注意点があります。
契約を結ぶ前に必ずチェックし、サービスの利用可否を十分に検討してください。
●日本の携帯電話番号を取得できない場合がある
受信APIを提供する会社では、日本の携帯電話番号を取得できない場合があります。
日本において、携帯電話番号は携帯電話会社にしか発行されないことが理由です。
この場合は、アメリカなど外国の電話番号を取得しなければなりません。
加えて、以下のデメリットも見逃せません。
- 到達率が低下する可能性が高い
- コストが上昇する可能性がある
サービスを選ぶ際には日本で受信可能な携帯電話番号を取得できるか、かならず確認しておきましょう。
●利用料金が高額となる場合がある
SMSの受信APIは、利用料金が高くなる場合があることも注意すべきポイントに挙げられます。
ランニングコストと受信料金の2つに分けて、確認していきましょう。
・ランニングコストがかかる
受信APIサービスのランニングコストは、安くありません。
たとえば、Xonzoの場合、初期費用は37,500円、月額費用は7,500円かかります。
月額費用は番号を保有する間、30日ごとに課金されます。
12回支払っても360日分であり、1年の日数(365日~366日)に達しないことには注意が必要。
年によっては、1年に13カ月分支払わなければなりません。
・SMSを受信するごとに料金がかかる
受信APIサービスを使った場合は、SMSの受信にも料金がかかります。
これは携帯電話会社標準のSMSと異なる重要な注意点です。
たとえばXonzoの場合、1通受け取るごとに3円が課金されます。
多数のSMSを受信すると、それだけ料金がかさむことに。
人によっては「いらないメッセージにどうして料金を支払わなければならないのか」などといった、理不尽な気持ちを持つかもしれません。
●社内にITに強い人材がいないと運用は難しい
SMS受信APIサービスでは、契約や番号取得の過程でコマンドラインの利用が欠かせません。
操作を誤ると、余分な出費をするおそれもあります。
コマンドの意味を熟知したうえで、細心の注意を払った操作が求められます。
サービスの活用には、ITに詳しい人材が欠かせません。
操作する業務も外注すると、さらに費用がかさむことに注意が必要です。
【SMSを業務に活用したいなら受信APIよりもシステム連携がおすすめ】
SMS受信APIは便利なものの、実運用にはいくつかのハードルがあります。
業務で本格的にSMSを活用したい場合は、SMS配信サービスの運営会社が提供する「システム連携機能」の選択がおすすめです。
「絶対リーチ!SMS」ではシステム連携機能の活用により、以下のメリットが得られます。
- 届いたSMSを自社のシステムにリアルタイムで転送可能
- IVRをはじめ、他のシステムとも連携できる
- SMSの送信も可能
難しい操作をせずに済み、確実にSMSを使えることは大きな魅力です。
もちろん「携帯電話番号を確保できるだろうか」といった不安を感じずに済む点もメリットといえるでしょう。
【SMS受信APIの導入には契約前の十分な検討を】
SMS受信APIの導入には契約前の十分な比較検討を要し、おすすめできない場合も多くあります。
SMS配信サービス会社が提供するシステム連携機能で、同様の目的を達成できます。
SMSを社内システムと連携したい方は、弊社への相談もぜひご検討ください。