SMSに既読はつかない?設定方法や機能・ビジネスで活用できる理由を解説
企業によっては、SMSによる情報配信を積極的に活用しています。その一方で、SMSを導入するにあたり、既読機能の有無を知りたい人も多いのではないでしょうか。
本記事では、SMSの既読機能の有無、既読をつける方法、既読機能があるSMSアプリの使い方などを詳しく解説していきます。企業がSMSを導入する理由についても触れているので、ビジネスにSMSの導入をお考えの方はぜひ参考にしてください。
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1.SMSのメッセージは既読確認できる?
SMSのメッセージに既読はつくのでしょうか。まずは既読機能の概要と基本ポイントについて解説します。
1-1 既読機能とは
既読機能とは、メッセージを受信した相手が開封し、内容を読んだかどうかを確認する機能です。受信者がメッセージを開封することで、送信者の画面に既読という文字やチェックマークが表示されます。
既読機能は送信者と受信者それぞれにメリットがあります。送信者としては、メッセージが相手に伝わったかどうかを判断できる点がメリットです。特に大切なメッセージを送信する際は既読機能の存在が重要になります。実際に読んでもらえたかどうかが分かるからです。
受信者としても、メッセージを読んだことを自動で送信者に伝えられるというメリットがあります。既読機能がなければ「内容を確認しました」という返信が必要になるかもしれませんが、既読機能があれば返信する手間を省略できます。
1-2 基本的にSMSに既読はつかない
基本的にSMSには既読機能が備わっていません。詳しくは後述しますが、スマートフォンの中には、既読機能が実装されているSMSに類似したアプリを使えるケースがあります。
また、SMSに既読がつく機能はないものの、ショートメッセージの送達確認を行うことは可能です。メッセージが届いた際には、メッセージの隣にチェックマークが表示されます。ショートメッセージサービスセンターの「送達確認機能」をONにすることで、送達できたかどうかの通知が受信できます。
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2.SMSのメッセージに既読がつくアプリとは
SMSのメッセージに既読がつく主なアプリとして、+メッセージ(プラスメッセージ )とiMessageがあります。それぞれのサービス内容などを紹介します。
2-1 +メッセージ(NTTドコモ・au・ソフトバンク)
+メッセージとは、NTTドコモ・au・ソフトバンクの3社が共同開発したメッセージアプリで、表示されるアイコンによって既読かどうかを確認できます。通常のSMSは670文字に制限されていますが、+メッセージは2,730文字まで送信可能です。画像や動画、スタンプなどの送信も行えます。
ただし、NTTドコモ・au・ソフトバンクのユーザー間であれば利用できますが、格安SIMを利用している場合など、その他のユーザーは使えないという点に注意が必要です。
また、ダウンロードや初期設定が必要な点や、パケット通信を利用するため、パケット定額制でなければ送信料の負担が生じる点も考慮しなければなりません。
2-2 iMessage(iPhone・iPad)
iMessageは、基本的にAppleが提供する製品(iPhone・iPad)間でメッセージを送受信できるサービスです。「開封済み」という言葉で既読を確認できます。文字数の制限はなく、画像や動画の添付も可能です。AndroidのようなApple社以外のユーザーに対しては、自動的にSMSやMMSとしてメッセージが送信されます。
iMessageの場合はメッセージ欄に「iMessage」と表示される一方、SMSやMMSの場合は「SMS/MMS」が表示されるという違いがあります。吹き出しの色に関しても違いがあり、相手がiMessageを利用していれば、自分のメッセージは青色で表示されますが、相手がSMSやMMSの場合は緑色で表示されます。
3.既読機能があるSMSアプリは既読機能のオン・オフの設定が可能
既読機能に対応しているSMSアプリはオン・オフの設定が可能です。+メッセージとiMessageの設定方法を説明します。
3-1 +メッセージの設定方法
+メッセージのオン・オフを設定する方法として、まずはアプリ右下に表示されている「マイページ」をタップします。その後に設定画面を開いて「プライバシー」をタップした後、「メッセージの既読機能」をオンにすれば完了です。
注意点として、Wi-Fiに接続している場合は最初に外さなければなりません。また、設定する前に、アプリに対して通知と連絡先へのアクセスが許可されているかの確認が必要です。許可していない場合は「端末の設定」から「アプリの設定」を開き、アクセスを許可する必要があります。
3-2 iMessageの設定方法
iMessageのオン・オフ設定方法として、まずはiPhoneやiPadの設定画面から「メッセージ」をタップします。その後に画面上部に表示される「iMessage」をタップして設定をオンにした後、「開封証明を送信」をオンにすれば完了です。
全てのメッセージに設定が反映されるため、個別の変更ができないという点に注意が必要です。
4.既読機能がなくても企業がSMSを導入する理由
SMSに既読機能がなくても企業が導入する主な理由として、以下の内容が挙げられます。
- 通知が表示されるため相手に既読されやすい
- 携帯番号だけでメッセージの送信が可能
- 携帯番号を変更する人が少ない
- ほかのメッセージに埋もれにくい
- 世代を問わずアプローチが可能
4-1 通知が表示されるため相手に既読されやすい
SMS自体に既読機能はついていませんが、約99%の到着率があり、相手に見てもらいやすいというメリットがあります。基本的にSMS受信時の通知設定がオンになっているケースが多く、受信すると画面に通知内容が表示されるため、送信した時点で相手に気づいてもらえる可能性が高いでしょう。
「既読のされやすさ」という利点によって、SMSを受け取った相手はレスポンスが必要なメッセージに早期に気づけるため、返信などのアクションを起こしてくれる可能性が高いという特徴もあります。
なお、90%以上の到着率は、その他の媒体と比較しても非常に高い数値です。Webメールの開封率、紙媒体のダイレクトメールの反応率、電話での接続率はいずれも30%以下が一般的です。
このように、SMSには既読率とリアクション率の両方に優れているという魅力があります。
4-2 携帯番号だけでメッセージの送信が可能
SMSは携帯電話の番号あてにメッセージを送信できるため、相手の番号さえ把握していれば送信可能です。
送信者側はメールアドレスや住所が不要なので送りやすく、受信者側は特別なアプリを携帯に入れる必要がないため受け取りやすいという特徴があります。
また、携帯番号を入手するには身分の確認や審査が必要となるため、不正な手段による携帯電話の入手は困難です。携帯電話の持ち主のみがメッセージ内容を確認できるという安心感があるため、送信者は本人あてにメッセージを送りやすくなります。
4-3 携帯番号を変更する人が少ない
携帯本体を機種変更しても、それに合わせて電話番号まで変更する人は少ないため、SMSはメッセージが到達しやすいという特徴があります。
携帯番号を変える人が少ない理由として、携帯番号の変更にともないメールアドレスが自動的に変わることや、店舗での手続きが必要なことが挙げられます。特にビジネスで携帯電話を使用する場合、電話番号を変えることを煩わしく感じる人は少なくないでしょう。
したがって、SMSを送信する企業側としては、時間が経過しても同じ人へアプローチしやすいというメリットがあります。
4-4 ほかのメッセージに埋もれにくい
SMSがほかのメールなどに埋もれにくい理由に送信数の制限が挙げられます。キャリア側によってメッセージを送信できる数は制限されており、いっぺんに多くのメッセージが届くことがないため、ほかのメッセージに埋もれにくいのです。
また、SMSはポップアップで画面に通知が表示されるため、受信者のタイミングが合えば、すぐに確認してもらえます。
4-5 世代を問わずアプローチが可能
SMSはアプリのインストールやアカウント登録が不要なので、利用するまでのハードルが低く、幅広い世代にアプローチできます。ガラケーやフィーチャーフォンを利用している相手にもメッセージの送信が可能です。
また、LINEなどのメッセージアプリは、ダウンロードが必要で操作が苦手な高齢者には使いづらい傾向があります。SMSであれば、特別な操作が必要なくメッセージを届けられます。スマートフォンの操作やアプリの利用が苦手な相手にも簡単にアプローチできる点は、企業にとって大きなメリットの一つといえるでしょう。
4-6 SMS配信サービスの利用で長文の送信も可能
SMSでは文字数制限がありますが、受信者側のキャリアに関わらずメッセージが送信できるため安心です。
なお、文字数を増やしたい場合は、SMS配信サービスの利用がおすすめです。「絶対リーチ!SMS」では、1度に最大660文字の長いメッセージを送受信できます。その他、一斉にメッセージを送信できる一括送信機能や、指定した日時に送信が可能な予約配信機能などにも対応しています。
4-7 セキュリティ性が高い
携帯番号を利用して送受信するSMSは、セキュリティ性が高いということもメリットの一つです。端末ごとに携帯番号が紐付けられているため、正しい番号で送信すれば、確実に相手に連絡できます。さらに携帯番号ごとにアカウントを割り振ることで、第三者が本人になりかわる「なりすまし行為」や複数アカウントの作成を防止できます。
また、SMSのメッセージは携帯端末がなければ確認できないため、2要素認証にも役立ちます。2要素認証とは、2つの要素によって認証することをいいます。たとえばID・パスワード以外に指紋による認証です。
5.企業でSMSを導入する際のポイント
企業がSMSを導入するポイントとして、コスト、機能、操作性の3点が挙げられます。それぞれのチェックポイントについて解説します。
5-1 導入・配信に必要なコスト
SMS配信サービスによって、導入費用や月額費用、1通ごとの送信料などが異なります。効率的にコストを削減するには、料金体系の確認が重要です。特に大量にSMSを送信する場合、送信料が安いかどうかがSMS配信サービス選びのポイントになります。
一見、リーズナブルな価格に思えても、利用目的や頻度によっては割高になる可能性があるため、トータルで必要なコストを考えることが大切です。
5-2 利用できる機能
SMS配信サービスによって利用できる機能は異なるため、導入目的に沿った機能が装備されているかどうかを確認することが大切です。代表的な機能として一括送信、予約配信、自動再送信サービス、テンプレート登録、専用番号の表示などがあります。
一括送信はCSVファイルへのデータのインポートなどにより、メッセージを一斉に送信できる機能です。予約配信は指定した日時に送信可能な機能、自動再送信サービスは再送信の設定ができる機能、テンプレート登録は定型文を作成・保管できる機能、専用番号の表示は送信元の表記を指定できる機能です。
5-3 操作性や管理画面の確認方法
SMS配信サービスは、管理画面の確認しやすさや操作の簡単さが重要です。その理由として、使い勝手が悪ければ、企業の担当者は日常的に使いにくいと感じてしまうからです。また、必ずしもITスキルが高い担当者だけとは限らず、担当者を変更した場合、使いにくいシステムであれば慣れるために時間を要する可能性があります。
そのほか、前述した予約送信のような業務の効率化が図れる機能も必要です。予約送信機能が標準装備されていなければリアルタイムで送信することになるため、時間や手間が発生します。
6.ビジネスに活用するならSMS配信サービスが最適
携帯キャリアに標準装備されているSMSに既読機能はありません。しかし、積極的に導入している企業が増えています。受信者に読まれやすく送信しやすいなどのメリットがあるからです。
実際に企業がSMSを導入するには、SMS配信サービスが便利です。自社にあったサービスを選ぶためには、コストや機能、操作性などを考慮し選ぶ必要があります。
株式会社AI CROSSが提供している「絶対リーチ!SMS」は、シンプルで使いやすい機能と、用途や料金に応じた豊富なバリエーションを両立しているSMS配信サービスです。予約配信、個別配信・一斉配信、送信元表記の指定、メッセージ定型文の登録など豊富な機能も備えています。ぜひ資料請求、無料トライアルをお試しください。