事業者向け!スマホで行えるモバイル決済のサービス内容と、導入の際行わなければならないこと。
今では飲食店やスーパー、コンビニなどの小売店での導入が当たり前となったモバイル決済。
クレジットカード決済とは大きく異なったメリットがあります。
ここでは、モバイル決済の仕組みと導入のメリットからモバイル決済の種類、導入時の注意点まで解説していきます。
モバイル決裁にSMSを活用してみませんか?
SMSの本文内に記載されたURLをタップするだけで決済ページに誘導が可能です。
⇒詳細ページはこちら
【モバイル決済とは】
最近よく「アップルペイ」や「ペイペイ」などを耳にすると思いますが、これらはモバイル決済のうちの一つです。
モバイル決済とは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を用いてクレジットカードや電子マネー決済を可能にするサービスのことです。つまり、お店がモバイル決済を導入するとお客様はレジで現金やカードを出す代わりにスマートフォンを使ってお会計をすることができます。
モバイル決済はとても便利なのでお客様からのニーズは高いです。さらに、政府によるキャッシュレス化推進も行われているためモバイル決済の導入を検討している事業者はとても多いです。
では、次にモバイル決済を導入する具体的なメリットを見ていきましょう。
モバイル決裁にSMSを活用してみませんか?
SMSの本文内に記載されたURLをタップするだけで決済ページに誘導が可能です。
⇒詳細ページはこちら
【モバイル決済導入のメリット】
●加盟店手数料が安い
クレジットカード決済より、モバイル決済の加盟店手数料の方が比較的安いです。クレジットカード決済の加盟店手数料はおおよそ2~8%程度であるのに比べ、モバイル決済の相場は3%前後程度です。モバイル決済の導入によりレジットカード決済よりも費用をかけずキャッシュレス決済を導入できます。クレジットカード決済を導入しているお店も、モバイル決済追加することで経費を減らせます。
●売上拡大が期待できる
モバイル決済の導入により、以下の二点から売り上げの拡大を期待できます。
・利便性
決済手段に自由度が増し、便利になると顧客満足度を向上させることができます。
・ポイント還元によるお得感の提供
モバイル決済はポイントが貯まり、還元ができるためお客様にお得感を提供できます。これにより集客効果が期待できます。
●入金サイクルが早い
クレジット決済では入金が翌月になることがよくありますが、モバイル決済ではものによっては翌日支払いが可能になるなど、迅速な入金を期待できます。
【モバイル決済の種類】
●QRコード決済
QRコード決済とはスマートフォンでQRコード決済アプリをインストールし、QRコードやバーコードで決済する手段です。
決済方法はお客様がバーコードを読み込んで決済をする『ユーザースキャン方式』とお店側が決済を行う『ストアスキャン方式』の二種類があります。
また、決済アプリにクレジットカードや銀行口座を紐づけることで手軽に決済を行えるため、クレジットカードを所有していない層も気軽に利用ができます。
お店がQRコードサービスを利用するには①QR決済サービスの加盟店登録②事業者向けの管理画面を見るためのアプリ・ブラウザのダウンロードが必要になります。
国内のQRコード決済では『LINE Pay』、『pay pay』、『楽天ペイ』、『d払い』などがります。
●非接触決済
非接触決済はICタグが搭載されているスマホで利用できる決済方法です。読み取りの端末にスマートフォンをかざすことで支払いをすることができます。
QRコード決済と同様にあらかじめ端末に登録したクレジットカードを利用して決済を行えるため、カードを用意する必要がなくなり、未成年のお客様も利用できます。
非接触決済の特徴としては、お客様が持っているスマートフォンによって対応する決済サービスが異なることが挙げられます。
非接触IC決済には『Apple Pay』、『Google Pay』などがあります。
【導入の際注意すること】
●環境設定
スマホ決済の利用を開始するために事業者様が用意するものは、以下の2点です。
- スマホ・タブレット端末
- インターネット環境
既にお店のタブレット、インターネット環境設定が整っている事業者様はこれらを用意する必要はありません。
これら2点の環境設定が済んでいない事業者様はタブレット代の数万円、インターネット環境設定の初期費用3~5万円に加え、インターネット使用の際の月額3000円程度の支払いが必要になります。
2点に加えて導入時に、決済用の端末はモバイル決済会社から購入する必要があります。会社によってはキャンペーン等で無料若しくは割引価格で端末を得ることができる場合があります。
最後に、モバイル決済の場合は消費者がスマートフォンで明細を確認できる為、紙レシートの用意は必須ではないですが、必要であればレシートプリンタを設置しましょう。
●初期費用、維持費用
・初期費用
環境の設定に加え、モバイル端末の用意が必要になります。先程、決済用の端末はモバイル決済会社から購入すると申し上げました。キャンペーンにより無料若しくは割引価格で入手できる場合もありますが、基本的に決済端末の相場は二万円程度です。
・維持費用
以下の二点で維持費用が必要になります。
- 決済手数料
- 振込手数料
-決済手数料
どこのモバイル決済会社も手数料は決済額の3.25%~3.95%が相場です
-振込手数料
振込手数料が無料の会社から、毎回200円の手数料がかかる会社までモバイル決済会社どうしでも差があります。振込手数料の有無は決済会社を選ぶ際の検討項目にいれましょう。
上記以外にもトランザクション料や入金明細発行手数料などを設けている決済会社がございますので注意が必要です。
●入金サイクル
「入金サイクル」とは、お客様がキャッシュレスで支払った代金がお店の口座に入金されるまでの期間や頻度のことを言います。
最短翌日に振り込みが行われる会社や、月に一度まとめて振り込みを行う会社などモバイル決済会社によって入金サイクルは大きく異なります。
事業者からすると、「なるべく早く入金してほしい」という方もいますし、「月一でまとまって振り込まれた方が売り上げの管理がしやすい」と考えている方もいらっしゃるでしょう。お店の運用に適した入金サイクルを行っているモバイル決済会社を選ぶ必要があります。
●リプレ―スコスト
大きい規模のお店の場合、モバイル決済で扱われる額も必然的に大きくなります。そのため、モバイル決済を利用するにあたり少しでもエラーが起きてしまうと大きな損失が生まれてしまう可能性があります。
エラーを防ぐためにも、定期的な既存のシステムのリプレースが必要です。
●セキュリティー面
モバイル決済を導入するにあたり、セキュリティ面も注意する必要があります。モバイル決済での不正アクセスは問題となっており、QRコード決済でユーザーへの不正アクセスや、フィッシング詐欺によるモバイル決済の不正利用など、多岐にわたるケースでの被害が報告されています。
モバイル決済における不正利用でお店に被害が及ぶことに加え、不正利用が行われることでお店側の信頼をなくしてしまう可能性があります。お店として、上記のような不正利用を防ぐことができなかったという印象を周囲に持たれない為にも、セキュリティ対策をしておく必要があります。ここからは、先程述べた二つの決済種類に対応するセキュリティ対策を説明します。
・非接触型のセキュリティ対策
非接触型のモバイル決済では、読み取りの端末のセキュリティ対策が必要です。
カード情報を暗号化し、情報漏洩を防ぎましょう。このことで、店舗のシステムに残ったカード情報が漏洩してしまうリスクを大きく低減できます。
キャッシュレス決済サービスに関わるセキュリティ認証基準のうち、代表的な基準がPCI DSSです。これは国際認証基準であり、安全性を示す指針となります。このように、セキュリティ対策が示されている決済端末を利用しましょう。
・QRコード型のセキュリティ対策
QRコード型の対策としては、決済端末のセキュリティ対策だけでなく、以下の二点も意識しましょう。
‐QRコードは目に届く場所に置いておく
QRコードの不正利用を避けるため、利用しない時は人目の届かないところに置きましょう。最も効果のある対策は、QRコードを印刷するのではなく、端末に表示する形式にすることです。QRコードのすり替えなどの心配がなく、安全に利用できます。
‐利用者側の操作を確認する
QRコード決済では、利用者が支払う金額を自分の端末に入力し、画面を店員に見せます。そして、支払いボタンを押すことでスマホ決済をすることができます。
この際、購入代金と異なる金額を入力し、不正に利用することを防がなければなりません。お客様が、正しい利用額を入力しているかしっかり確認するようにしましょう。
【今後浸透していくモバイル決済、導入で利益向上を】
現在、浸透し始めているモバイル決済ですが、政府からの推進もあり今後は急激にこの流れが進むと予測されています。
ぜひ、自分のお店にあったモバイル決済を導入してみてください。
弊社でも、モバイル決済の機能が付随している「DM / PAY(https://aicross.co.jp/zettai-reach/plan/textdm-pay/)」というサービスを提供しています。
ぜひ、これを機にご利用になられてください。