職業紹介・派遣
株式会社Everエフォート様の導入事例
- 顧客とやり取りをしたい
- 顧客応対の効率化
株式会社Everエフォート
愛知県小牧市に本社を構え、派遣・紹介などの人材サービスを展開する株式会社エス・エス産業。これまでの電話だけの対応に限界を感じ、応募者対応策として双方向SMSとIVR(自動音声対応)を導入。これにより業務効率が大幅に向上しました。(このインタビューは2016年3月取材時の情報です)
SMSで業務効率化・売上拡大に
成功した事例をご紹介
愛知県小牧市に本社を構える株式会社エス・エス産業では、人材紹介や人材派遣をメインとした人材事業を展開している。業務効率の向上を目指し、2017年2月に絶対リーチ!SMSを導入した。今回は、その導入のきっかけや成果などについて、エス・エス産業採用課の伊藤氏、水野氏にお話を伺った。
はい。弊社では、「派遣事業」、「請負事業」、「紹介事業」といった人材サービスを製造業に特化して行っています。特に注力しているのは、派遣事業と請負事業です。地域的には、小牧・三河地方など愛知県内を中心に展開しており、鹿児島県にも事業所があります。
次に私の業務についてご説明しますね。私が所属しているのは営業部ですが、弊社の場合はそこに営業課と採用課があり、私は採用課の社員として働いています。採用課が総務部ではなく営業部にあるのは、営業と密にコミュニケーションをとっていないとミスマッチした人を採用してしまうことがあるからです。そこで、営業部内でミーティングや会議を一緒に行うことにより、派遣事業や請負事業で働く従業員を効率的に採用することができます。
はい。正社員2名、パート2名の計4名で業務を行っています。私(伊藤)と水野で企画や広告の発案を、パート社員の2人は、主に電話オペレータと応募受付の集計を担当しています。
入社した当時は請負事業に所属していました。それまでは採用課という部署自体がなく、採用については総務部が兼任していました。営業から要請があると、その都度広告を出していたんです。総務部が片手間でやっていたものを、専属で行うことを目的として採用課が立ち上げられ、同時に配属されました。
SMSを導入することで、一度でも応募のあった方に対し、こちらから今のお仕事情報を案内できるからです。
今まではとにかく電話をかけていたのですが、その情報が不要な方にとっては鬱陶しい電話になってしまいます。SMSでは、そういったことも無く、お互いにやりやすくなったといえます。毎月たくさんの電話をかけていましたが、それをリスト化して配信することで、大きなコスト削減になりました。
また、工場では交代勤務や全日勤務をしているスタッフも多いので、連絡事項を伝えるのに苦労していました。そこでも、SMSを活用することでお互いにストレス無くコミュニケーションを取ることができるようになりました。
はい。きっかけは2つあります。1つは、電話で面接日時を設定した後に、面接に来ない応募者が少なからずおられました。事前にキャンセルの連絡もいただけません。いわゆるドタキャンですね・・・。
来ない理由は他社の面接を優先してしまったのかもしれませんし、道中に何かあった事も考えられます。しかし、可能性の一つとして、電話でしか約束していないので、面接自体を忘れてしまったり、何時だったかを再度問い合わせることが面倒くさいといったことも考えられます。そこで「設定した面接の日時や場所を、もう1回文字で伝えられないか」と思ったのがきっかけの1つです。もう1つは、電話転送です。
もともと電話会社様からもご提案いただいていましたので、営業時間外に音声ガイダンスに切り替えることは簡単でした。しかし、それでけでは何とも無機質な対応な気がして、自分たちの携帯に転送するというアナログな方法を捨てきれませんでした。
そこでIVRと連携してSMSを送ることで、オペレーターが出なくても問い合わせや応募フォームに導くことができ、電話してくださった方のさらなるアクションが可能になると思いました。
SMS導入による効果を測りたいので、「どれだけ返信があったか」、導入した前後で「連絡なく面接に来なかった方がどのくらい減ったか」といったデータをとりました。
まず返信率でいえば、6割程度返ってくるのがとても意外でした。正直「スルーされるかな」と思っていたのですが、面接のリマインドをすれば「わかりました、よろしくお願いします。」といった返事がくることもあります。それ以外にも、日時変更の希望や、場所がよくわかりませんという連絡も随時入るので、こちらがそれに気付き対応してあげることで、面接まで至る人数がグッと増えました。
3割くらいは来ませんでした。ひどい時は5割くらい来なかった時もあります。とても大変でした。しかし、SMSを送り始めてからは、記憶している限りで2件ほどしか無断キャンセルがありませんね。ほどんどの方が来るようになりましたし、来ないにしても、事前に都合が悪くなったと連絡してくれます。都合が悪くなったと分かれば担当も行かなくて済みますから、無駄な時間も無くせます。
他の用途としては、スタッフに一斉に案内したい時などの、連絡事項の配信に使用しています。単純に一言だけ「何々が変わります」とか、「こういう制度が始まりました」というぐらいですね。まずは気づいてもらいたいので、内容はシンプルでいいんです。
また、アンケート機能の代わりに使うこともあります。もともとアンケート用紙を作成して配布していたのですが、回収できないことが多く、労力に見合うデータも取れなかったんです。働いている人の意見を聞こうと思ったときも、アンケート用紙を寮のポストに入れたりしていましたが、3ヶ月経ってやっと20名分しか集まらず・・・。
はい。約130名に送って、返信率は45%でした。1回の配信でこれだけ集まれば、データとして活用可能です。実はもっと低いと思っていたので、予想以上の結果が出て嬉しかったです。
Web経由で応募してくる方に、こちらから電話をしています。電話が繋がればそのまま面接設定になるのですが、不在の場合はキャリアメールやフリーメールに「お電話ください」「また電話します」といった内容を送信しています。しかし返信はほぼありません。
SMSを導入し、とりあえず1日検証してみたのですが、SMSを送信した6件中、5件は返信があり、そのうち3件の面接設定ができたのです。
単純に電話をかけるだけでは、「なんだろうこの番号・・・」と応募したときの番号が忘れられてしまいます。折り返しの電話もほとんどありません。しかしSMSを送信することで、そのまま返信してもらえたり、エス・エス産業に応募したことを思い出し、折り返し電話してくれることが増えました。
はい、言えます。イメージ以上に返信率が高かったのがとても良かったです。また、電話だけでなくSMSも活用することで、応募者の方との連絡が取りやすくなりました。
それに、スタッフへのアンケート業務の負担も軽減されました。たとえば、実際に働いているスタッフの声を聞きたい時があります。しかし、ポスティングで集まらなければ、担当者が出向いて聞きに行くことになります。スタッフにとっても負担で、仕事の終わった後に寮にまで担当者が来て、いろいろ質問されては休まる余裕がありませんから・・・。
採用課としてはまず、入社する人数を増やしたいです。長期的には「条件がよかった勤務先」+(プラス)「エス・エス産業だから応募した」と言ってもらえるようになりたいです。応募動機に、弊社の対応や評判が入ってくるといいなと思っています。こういうことが、いずれは会社の定着につながっていきますしね。そのために、今後も絶対リーチ!SMSを活用していきたいと思います。
SMSで業務効率化・売上拡大に
成功した事例をご紹介