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2022.5.13

ビジネスシーンにおけるAI(人工知能)とは?AIの基礎から実際の活用事例まで紹介!

近年様々なシーンで耳にする機会の増えたAI(人工知能)。
なんとなく”コンピュータが学習すること”ということは分かっていても、その本質的な意味や仕組みを知らない方もまだまだ多いのではないでしょうか?
本稿ではAIの特徴や、特にビジネスシーンにおける活用事例について紹介していきます。
また、合わせて聞くことの多い”機械学習”や”ニューラルネットワーク”などの単語についても合わせて解説していきます。

AI(人工知能)とは?概要をおさらい!

AIの基礎知識

AIとは、Artificial Intelligenceの略称。Artificialは「人工的な」、Intelligenceは「知能/知性」という意味を持っています。AIという言葉の定義は研究者ごとにさまざま。平たくいうと”知能をコンピュータ上に再現したもの”となりますが、明確な定義はされていないことを覚えておきましょう。

AIは”データを分析して最適解を導く”ことが得意。そのため、翻訳や自動運転、医療画像診断などの多くの知的活動で活躍しています。

AIの仕組みとは?

前章ではAIに関する基礎的な知識をおさらいしました。こちらの章ではAIの動く仕組みについて、「機械学習」「ニューラルネットワーク」といった用語と交えて解説します。

機械学習

機械学習とは、機械にデータを学習させることにより、さまざまな課題に対処できる状態にすることを指します。そもそもAIは、ビッグデータなどの膨大な情報を処理し、データの中から特徴や法則性を見出すことで、それらに基づいた物事の予測や判断が行えるようになります。例えば、ある病気の患者の診断画像を大量に学習させることで、機械が新たな患者の病気を画像から発見する医療画像診断も、この機械学習によって可能になっています。

ニューラルネットワーク

ニューラルネットワークとは、人間の脳の働きをコンピュータ上で模倣したもののこと。人間の脳には、ニューロンと呼ばれる神経細胞があり、このニューロンが電気信号の伝達役を担うことで脳内の情報は処理されていきます。
この情報伝達の仕組みを三つのプロセスに簡略化したものがニューラルネットワークの仕組みとなります。その三つのプロセスとは、データを入力する「入力層」、入力されたデータを処理する「隠れ層」、結果を出力する「出力層」の3種です。

深層学習(ディープラーニング)

深層学習(ディープラーニング)とは、ニューラルネットワークの一つで、十分なデータ量を担保し、学習させることで、AIが自動的にデータから特徴を抽出すること。
3つのステップのうち2番目のステップであった「隠れ層」をさまざまな形で切り出すことで、与えられたデータの細部のパターンから全体の輪郭まで抽出できることが深層学習の特徴です。
そのため、画像の中から人の顔や文字を認識したり、音声データを機械に入力したりといった複雑なデータの認識を得意としています。

AIはビジネスシーンでどのように活用されているのか

・顧客の質問に自動応答する:チャットボット(会話AI)

最近、企業のサイトを訪れた際に画面の下端あたりに「○○に質問する」のようなチャット形式のQ&Aを見たことはありませんか?これはAIによって訪問者の入力言語を認識し、過去の質問から学習された最適な受け答えを自動で行っているツールになります。
よくある質問に自動で応対できるため、企業は問い合わせの対応に人員を割かなくてよく、訪問者も電話での応対を待ったり、時間を気にしたりせずに疑問を解決できます。

・広報の効果をAIが分析…PR効果測定ツール

AIを使えば、どの広告がどのくらいの人に届いたのか、評価を得たのはどのような媒体かなどが一目でわかるようになります。その情報は、企業が広報戦略を練るときに役立ちます。
たとえば、ビルコム株式会社が開発・提供している「PR Analyzer」というサービスでは、AIが自社商品の露出状況をテレビ・新聞・雑誌・Web・Twitter・Facebookを横断して情報を収集し、分析します。

・人材採用もAIで!書類選考ツール

採用というと採用者と求職者が直接会話する“面接”がポイントとなるイメージがありますが、ここでもAIは活用されつつあります。
マイナビと三菱総合研究所が共同開発した「PRaiO(プライオ)」は、履歴書やエントリーシートの内容、文章の特徴などをAIが分析して、会社とのマッチ度や志望度を可視化するサービスです。
また、書類選考だけでなく、面接のヒアリングを人間の代わりにAIが行い、企業と求職者のマッチング率を自動で算出するサービスも導入されつつあります。

AIを”見る”側から”使う”側に

ここまでご紹介したとおり、AIはすでに実用化が進んでいます。多くの企業でも導入が進み、個人が利用するサービスにも浸透してきています。
誰もがAIの恩恵を得られるようになってきた今、さらに豊かな生活を送るため、AIサービスをうまく利用してみてください。
AI X Labでは、最新のAIテクノロジーを用いた、レコメンドエンジン人材マネジメントシステムFAQシステムデータ分析/連携サービス を提供しています。
もしご興味がある方はぜひお問い合わせください。
https://aicross.co.jp/aix-lab/service/

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