AI CROSS、学校法人中村学園への生成AI活用支援を開始~リスクと向き合ってきた学校に、安全なAI活用の自走を伴走~
AI CROSS株式会社(東京都港区、代表取締役CEO:原田典子、以下「AI CROSS」)は、2026年4月28日より、学校法人中村学園(福岡県福岡市、理事長:中村紘右氏、以下「中村学園」)への生成AI活用コンサルティング支援を開始しました。教育機関へのサイバー攻撃が急増し(※1)、同時に生成AIの学内活用が急速に広がる中、「安全に使いこなす」ための体制整備とAX(AIトランスフォーメーション)推進(※2)を一体で伴走することで、学園全体が外部に頼らず自ら変革を推進できる「自走・内製化」の実現を支援します。

支援の背景
①なぜ今、教育機関に生成AI活用支援が必要か
近年、教育機関を標的とするサイバー攻撃は急増し、2024年には教育業界が「最も攻撃を受けた業界」として挙げられています(※1)。さらに、生成AIの普及がリスクを新たな形で拡大しています。国内法人の65.7%が「生成AIの普及が外部からの攻撃リスクの増大につながる」と認識しており(※3)、教職員が機密情報を生成AIに入力することによる情報漏洩や、悪意あるAIツールを経由した不正アクセスなど、「AIを正しく使わないこと」自体がサイバーリスクの入口となっています。AI活用を広げるほど、ルール整備は不可欠です。
②なぜAI CROSSが支援するのか
AI CROSSは福岡支社を拠点に、産官学金連携(産業・行政・学術・金融が連携して地域課題を解決する枠組み)の推進に継続的に取り組んできました。その活動を通じて中村学園との接点が生まれ、AX推進と安全な利用体制の整備という両面での支援ニーズに応える形で今回の取り組みが実現しました。
支援方針:安全なAI活用とAX推進を両輪で支援
本支援は、経営層から現場職員まで学園全体を対象に、段階的な研修とアドバイザリーを組み合わせた伴走型アプローチで進めます。AI CROSSが外から答えを持ち込むのではなく、対話(壁打ち)を通じて学園メンバー自身の判断力を養うことを重視しています。
具体的な支援内容
①守り:AI活用における安全性確保とガバナンス整備
生成AI導入に伴うリスクを正しく理解し、「禁止」ではなく「安全に使いこなす」文化を全学的に醸成するための研修・対話支援を行います。
| 支援内容 | 詳細 |
|---|---|
| AI安全活用リテラシー研修(全2回) | ・AI前提のセキュリティリテラシー講座(事務職員向け・管理職向け) ・生成AIサービス利用に伴うリスクの理解 ・「禁止」ではなく「安全に使う」知識の全学的な標準化・底上げを実現 |
| AI活用ルール策定 壁打ちアドバイザリー(全15回) | ・1時間×15回の自由アジェンダ型スポットコンサルティング 対象:生成AI利用ガイドライン策定・AI活用ルールの運用設計・リスク評価など ・学園が自律的にAI利用ルールを策定・運用できる体制づくりを伴走 |
②攻め(AX):生成AI活用の実装拡大とリテラシー向上
AIエバンジェリストによる調査・研修・壁打ち支援を組み合わせ、学園主体の自律的な活用・運用体制の確立を支援します。
| 支援内容 | 詳細 |
|---|---|
| 生成AIリテラシー研修 | ・理事長/学校長などハイレベル層向け生成AIリテラシーセミナー ・生成AIのトレンド・組織への組み込み方・経営判断への活用を理解 ・中期計画実装に直結する深いリテラシー獲得を目指す |
| 生成AI壁打ちコンサル(全12回) | ・1時間×12回の自由アジェンダ型スポットコンサルティング 対象:生成AI活用戦略・AIエージェント・予測AI・DX全般 ・退学率予測・資格取得支援など予測モデル活用の方針策定への伴走 ・学園の中期計画に対する戦略・戦術のオーソライズ支援 |
本取り組みのポイント
【Point 1】 「まず整えてから使う」ではなく、推進しながら整える
セキュリティへの対応とAX推進は、どちらかを後回しにする必要はありません。AI CROSSは両者を同時並行で支援することで、リスクを理由とした変革の停滞を防ぎます。
【Point 2】 研修×壁打ちで「知識」を「判断力」に変える
研修で基礎知識を獲得したうえで、週次の壁打ちアドバイザリーでその時々の実務課題に即対応。知識を現場で使える判断力に変えながら、支援終了後も学園が自律的に動ける体制を段階的に構築する「自走化」を目指します。
【Point 3】 福岡拠点から広がる産官学金連携の教育AXモデル
AI CROSS福岡支社が推進する産官学金連携の枠組みのもと、福岡を代表する総合学園である中村学園(約6,000名の学生・生徒・園児が在籍)との協働を通じて、福岡・九州における教育機関のAXモデルの創出・発信を目指します。
学校法人中村学園 理事長 中村氏 コメント


『企業社会と同様に、学校業界においてもDXによる組織改革が求められています。学生生徒が日常的に生成AIを活用する時代となり、学校では攻めのAX推進と、守りの情報セキュリティ向上の両立が不可欠です。生成AI活用においては、個人情報や大学が保有する先端研究などの機密情報を守るため、最新動向の把握や適切な活用方法の周知が重要となります。そこで、福岡県内で大学支援の実績を有するAI CROSS様の伴走支援を得て、学内での活用促進とセキュリティ向上を図ってまいります。』
AI CROSS AIエバンジェリスト 菊川 コメント


多くの教育機関が『AIを使いたいが、リスクが怖い』と足を止めています。しかし正直に申し上げると、整えてから使うのでは遅い。中村学園様は、そこで立ち止まらず”安全に使いこなす”方向へ舵を切られました。この判断こそが、変革の起点だと考えています。
私がこれまでのAX支援で実感してきたのは、成果を分けるのは技術の高度さではなく、『自分たちで判断できる力』を組織の中に育てられるかどうかだということです。研修で知識を入れて終わりではなく、壁打ちを重ねて”判断力”に変えていく。支援が終わった後も学園が自走できる状態をつくることが、私たちの本当のゴールです。
福岡に拠点を置くAIエバンジェリストとして、福岡の産官学金連携の中から教育AXの実践モデルを生み出し、企業への応用も図りながら全国に発信していく。中村学園様との取り組みを、その第一歩にしたいと考えています。
今後の展望
今回の中村学園との取り組みを先行モデルとして、福岡・九州を起点に全国の教育機関および民間企業へのAX推進支援を拡大していきます。教育・医療・行政など社会インフラを担う組織から企業まで、生成AIの安全な活用と自走化を幅広く支援してまいります。
【AI CROSS株式会社 会社概要】
会社名:AI CROSS株式会社(証券コード:4476)
代表者:代表取締役CEO 原田 典子
所在地:東京都港区虎ノ門四丁目3番1号 城山トラストタワー 20F
設立:2015年3月
事業内容:「Smart Work, Smart Life」を理念に、SMS/RCS配信やAI予測分析、生成AI導入支援などのテクノロジーを通じて、企業の業務効率化と生産性向上を支援する企業で、2019年に東証グロース市場へ上場しています。
【学校法人中村学園 概要】
法人名:学校法人中村学園
代表者:理事長 中村 紘右
所在地:福岡県福岡市城南区別府5-7-1
設立:1954年
事業内容:「人物教育」を原点とし、大学院・大学・短期大学部・高等学校・中学校・幼稚園などを運営する総合学園。約6,000名の学生・生徒・園児が在籍し、大学では栄養・教育・ビジネスの専門分野において実践的な教育を提供するとともに、給食事業などの収益事業を通じて社会に貢献しています。
※1 出典:チェック・ポイント・リサーチ「2024年に最もサイバー攻撃の標的にされているのは教育業界であると警告」(2024年9月)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000320.000021207.html
※2 AX:AI Transformation(人工知能技術を活用した組織・業務の変革)
※3 出典:トレンドマイクロ×CIO Lounge「生成AIとセキュリティに関する意識調査」(2024年12月、国内法人500名以上300社対象)
https://www.trendmicro.com/ja_jp/about/press-release/2024/pr-20241217-01.html