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自動音声に読み上げソフトを使いたい! 無料で使えるソフトをご紹介

自動音声は、肉声で作るには手間や費用がかかります。
必要な情報が伝えられるなら、読み上げソフトを使いたい、という方も多いでしょう。
無料で使えれば、なお嬉しいもの。

無料で使える読み上げソフトは、商用利用可能なものだけでも4つあります。
顧客満足につなげるためには、目的に合ったソフト選びが重要です。
この記事では、読み上げソフトの特徴と活用するポイントを取り上げ、業務効率化に役立つ情報を提供します。

【自動音声に無料の読み上げソフトを使う2つのメリット】

自動音声に無料の読み上げソフトを使うことには、2つのメリットがあります。
それぞれのメリットについて、詳しく解説していきましょう。

●コストパフォーマンスに優れる

コストパフォーマンスに優れる点は、大きなメリットに挙げられます。
一般的に企業でソフトを導入する場合、以下のコストがかかることは見逃せません。

コストの種類具体的にかかるコストの例
製品やサービスに直接関わるコストソフトの購入費用や、購入後のサポート費用
製品やサービスを導入するコスト製品やサービスを検討し、会社の承認を得るまでの時間的なコスト

無料であれば、上記のようなコストはかかりません。
上司と相談し、情報セキュリティ部門と協議する程度で、ソフトを使い始められるでしょう。
無料の読み上げソフトの利用は、ソフトの導入や運用に関するコスト削減につながります。

●手軽に試用し、品質を確認できる

有料の読み上げソフトは、導入したソフトの数や機能が増えると費用も増えてしまいがち。
会社の資産を減らすことにもつながるため、少額であっても気軽に使ってみるわけにはいきません。

その点、無料の読み上げソフトならば、このような心配はいりません。
使いたいと思ったタイミングで気軽に試用し、どのようなソフトか確認できます。

もし、目的に合わないと感じた場合は使用をやめるだけで済むため、金銭的なロスは発生しません。

加えて、複数のソフトを比較し、より良い製品を選びやすいことも特徴。
手軽に試用し、品質を確認できる点も、見逃せないメリットといえるでしょう。

読み上げソフトには、ほかにも多くのメリットがあります。
詳しくは「IVRを導入するメリットと料金形態」記事で解説していますので、あわせてご確認ください。
https://aicross.co.jp/zettai-reach/the-smart-sales/2021/06/16/ivr-2/#IVR-2

【無料で使える読み上げソフト9選】

無料で使える読み上げソフトは、9つの製品が公開されています。
ただし、企業で活用する場合は「商用利用」となるソフトもあります。
ここからは、商用利用でも無料で使えるソフトと有料となるソフトに分けて、詳しく解説していきます。

●商用利用でも無料の読み上げソフトは4種類

商用でも無料で使える読み上げソフトは、4種類あります。
それぞれの特徴を確認していきましょう。

 ・テキストーク

「テキストーク」は日本語の文章に対応した読み上げソフトで、以下の特徴を持っています。

  • 男性、女性の声を選べる
  • 再生速度を調節可能
  • 音声はWAVE形式とMP3形式で保存できる

使いやすさと手軽さは魅力といえるでしょう。
音声の利用に制限がない点も、うれしいポイントです。

 ・棒読みちゃん

「棒読みちゃん」も日本語の文章に対応した無料の読み上げソフトで、以下の特徴を持っています。

  • 声質を8種類から選べる
  • 単語の読み方を指定する辞書に加えて、発音を修正する辞書を搭載
  • 読み上げ速度や音程を調整可能
  • アプリケーション連携機能を搭載

また実行方法は、以下の3通りが用意されています。

  • テキストをドラッグ&ドロップする
  • 入力欄にコピー&ペーストする
  • クリップボードにコピーする

設定画面を初めて見た時は、とっつきにくく感じられるかもしれません。
しかし、読み方について細かな調整ができる点は、うれしいポイントといえるでしょう。

 ・Balabolka

「Balabolka」は日本語に加えて、英語の文章に対応した読み上げソフトです。
特徴は以下のとおりです。

  • テキストはもちろん、WebページやWord、PDF、Excel、PowerPointにも対応
  • 保存するファイル形式は5種類から選べる(WAV、MP3、MP4、OGG、WMA)
  • 読み上げ速度やピッチを変更可能

さまざまな形式のファイルに対応する点は、注目すべきポイントといえるでしょう。

 ・スピーチエディタ

「スピーチエディタ」は、文章の読み方を指示しやすいことが特徴です。
誤読した箇所を画面の操作で指定し、簡単な操作で正しい読み方に修正できます。
そのほか、以下の特徴も持っています。

  • 日本語と英語に対応
  • 対応するファイル形式はテキストのみ、ただしコピー&ペーストも可能
  • 音程や速度を調整できる
  • 同じ単語でも異なる読み方を指定可能
  • 強調すべき箇所を指定できる
  • 音声の保存形式はWAVEに対応

地名や人名など、読み方に注意を要する語句の多い文章に向くソフトといえるでしょう。

●商用利用が有料、もしくは条件のつく5種類の読み上げソフト

無料で使える読み上げソフトのなかには、商用利用が有料、もしくは条件のつくソフトもあります。
どのような条件があるか、また有料ならばどのくらいのコストがかかるか、順に確認していきましょう。

 ・VOICEVOX

「VOICEVOX」は以下に挙げる5つのキャラクターを選び、文章の読み上げ音声を作成できるソフトです。

キャラクター声の特徴
四国めたんはっきりした芯のある声。「ノーマル」「あまあま」「ツンツン」「セクシー」から選べる
ずんだもん子供っぽい高めの声。「ノーマル」「あまあま」「ツンツン」「セクシー」から選べる
春日部つむぎ元気な明るい声
雨晴はう優しく可愛い声。2022年1月リリース予定
波音リツ低めのクールな声

引用:Hiroshiba Kazuyuki「VOICEVOX」:https://voicevox.hiroshiba.jp/

無料で使える代わりに、作成した音声の利用にはクレジット表記が必要。
もし「四国めたん」や「ずんだもん」をクレジット表記なしで使うと、キャラクターごとに40万円(税別)の利用料がかかります。

一方で、人間が読んだ場合と同様、自然に聞き取れる音声を得られることは大きなメリットです。
クレジット表記の条件さえ満たせば、ビジネスでも十分に使えるソフトといえるでしょう。また、作成した音声を、アプリケーションやサービスに組み込めるライブラリも配布されています。

 ・音読さん

「音読さん」は使用にあたり、ソフトの購入は不要。
指定のスペースに文字を入力し「読み上げ」ボタンを押すだけで、文章を読み上げてくれます。
またmp3ファイルも作成され、ダウンロードできます。

「音読さん」には、以下の特徴もあります。

  • 音声は男性と女性など、9種類から選べる
  • 音の高低を選択可能
  • 数十カ国の言語に対応
  • 読み上げる速度も、0.3倍から4倍まで選択可能

一方で、1秒以上の間合いを取る場合は工夫が必要。
無料プランは月5,000文字が上限という制約もあります。

加えて、無料のプランで商用利用する場合は、クレジットの表記が必須です。
音声ガイダンス等で使う場合はクレジット表記ができないため、有料プランを購入しなければなりません。
有料プランは月々980円から利用できるため、低コストでの運用が可能です。

 ・SofTalk(ソフトーク)

「SofTalk」は、日本語の文章を読み上げるソフトです。
以下の項目を調整できます。

  • 声の種類
  • 音量
  • 速度
  • 音程

「SofTalk」の商用利用は有料であることに注意が必要です。
ダウンロード・インストールは無料で行なえますが、作成した音声を商用利用する場合はライセンスの購入が必要となります。
たとえば、AquesTalkの音声合成ライブラリを用いた声の場合、購入元はAQUESTとなります。
費用については、AQUESTオンラインストアでご確認ください。

 ・コエステーション

「コエステーション」はあなたの声や好きな有名人の声を活用し、自動音声を作成できるサービスです。
日本語のほか、英語・中国語・韓国語・スペイン語・ドイツ語・フランス語に対応。
自動音声を作成する際は、以下の調整も可能です。

  • 感情(喜び、怒り、悲しみ)
  • 声の高さ
  • 話す速度
  • 抑揚

完成した音声は、WAVやMP3などの形式で保存できます。
APIやスマートフォンアプリ「コエステーション」の活用で、企業サービスとの連携も可能です。

「コエステーション」のWebサイトには「音声合成 デモンストレーション」があり、気軽に試せます。
しかし、このページで作成した音声を、商用目的で使うことはできません。
商用利用する場合は、少なくとも毎月55,000円(税込)以上の料金が必要です。

 ・JukeDoX3

「JukeDoX3」はWordやExcelなどのドキュメントを読み込ませ、再生ボタンを押すだけで読み上げてくれるソフトです。
自然な声で再生できることは、大きな魅力のひとつ。
ほかにも、以下の機能を搭載しています。

  • 声を6種類から選べる
  • 速度、高さ、抑揚、音量、倍速など、設定項目が多数、細かな設定ができる
  • 見出しやExcelのセル単位で読み上げや録音が可能
  • 主な20の言語に対応、日本語との混在も可能

作成した音声は、WAV・WMA・MP3いずれかの形式で保存できます。

「JukeDoX3」には「Free」と呼ばれる無料版もありますが、家庭内の私的利用に限定されます。
商用利用の場合は法人向けパッケージを購入しなければならず、1台あたり398,000円(税別)のコストがかかります。

【読み上げソフトを活用する前に確認すべき5つのポイント】

読み上げソフトを活用して自動音声を作成する際には、確認しておくべきポイントが5つあります。
それぞれのポイントを詳しく確認し、貴社に合ったソフト選びにお役立てください。

●対応するOSはかならず確認を

読み上げソフトは、Windowsには広く対応していても、Macには非対応という場合も少なくありません。
気に入ったソフトがあっても、自分のパソコンで使えないとがっかりするのではないでしょうか。
このような事態を防ぐためにも、対応するOSを事前に確認しておきましょう。

●読み間違いがないか事前のチェックが必要

読み上げソフトは無料・有料に関わらず、文字を読み間違えるケースも少なくありません。
もし、作成した自動音声をそのまま実際のサービスで使った場合、後日になって外部の方から読み間違えの指摘を受ける可能性もあります。
その結果、企業のイメージダウンにつながるかもしれません。

自動音声の読み間違いは、事前のチェックで防げます。
自動音声を作成した後は、人間によるチェックをかならず実施し、誤りがないか確認した後に公開しましょう。

また、ソフトには、読み方のルールを設定できる項目も含まれています。
使い勝手はソフトにより異なるため、事前に操作し、使いやすいものを選ぶとよいでしょう。

●音声の品質はソフトによりさまざま

近年の自動音声には人間と変わらない品質のものも登場していますが、どのソフトを使っても高い品質のアウトプットを得られるわけではありません。
ソフトのなかには「いかにも機械音声」と感じるものもあります。

いくら人間に近い音声にしようと努力しても、自然な声を出せない読み上げソフトを使っていると目的を果たせません。
事前にさまざまな読み上げソフトを試し、音声の品質を確認したうえで、選ぶことをおすすめします。

●IVRに活用する場合は連携が可能か確認する

この記事をお読みの方のなかには、作成した自動音声をIVRに使いたい方も多いのではないでしょうか。
その場合は、IVRのマニュアルなどを確認し、候補としているソフトで作成した自動音声を使えるか、また連携が可能か確認しておきましょう。
IVRが対応する自動音声ファイルの形式を確認しておくことも重要です。

いくら無料の読み上げソフトを使ってコストを抑えても、IVRで使えなければ、作成した手間が無駄になってしまいます。
オリジナルの自動音声を使えるか事前に確認し、このような事態を防ぎましょう。

なお「絶対リーチ!」では、IVRの導入前に確認すべき点も解説しています。
詳細は「IVRを導入するメリットと料金形態」記事をご参照ください。

https://aicross.co.jp/zettai-reach/the-smart-sales/2021/06/16/ivr-2/

●商用利用が可能か最新の規約で確認を

無料の読み上げソフトであっても、以下のような理由で途中から有料に変わる場合もあります。
特に商用利用の場合は、注意が必要です。

  • 作者の都合
  • 使用するライブラリが有料になった

もちろん、有料のソフトが途中から無料になるケースも考えられます。
読み上げソフトを使う場合は最新の規約を確認し、商用利用は可能なのか、費用は発生するかという点を把握しておきましょう。

【事前の比較を十分に行い活用するソフトを選ぼう】

無料のソフトは、手軽に試せることが最大のメリット。
適切な自動音声ソフトの選定には、手間を惜しまずに機能や特徴の比較を十分に行うことが欠かせません。
その上で、貴社の業務に適したソフトを選びましょう。
もし、無料のソフトで機能が不足する場合は、有料の読み上げソフトの活用もご検討ください。

絶対リーチ