利用者から料金をいただく業種の場合、未納があると督促を行わなければなりません。督促は事業運営に必須の業務ですが、郵便や電話を使うとコストも時間もかかることが難点です。

そんな督促業務に適しているのが、SMSの活用です。
低コストで確実にメッセージを送付できることは、大きなメリット。

本記事ではSMSを使った督促が注目されている理由と活用するメリットを取り上げた後、読まれるためのポイントも解説します。


督促業務で幅広く活用されているSMSを活用してみませんか?
従来の督促方法を改善した事例多数!
⇒資料のダウンロードはこちらから

【郵便や電話などに代わり、SMSを使った督促が注目されている】

SMSを使った督促は、注目されている方法のひとつです。
SMSの特徴を取り上げた後に、郵便や電話など従来の方法にどのような課題があるか解説していきます。

●SMSなら安価で確実な通知が可能

いまやほとんどの方が、スマートフォンなどの携帯電話を持つ時代となりました。
搭載されている機能には通話やWebを使った通信、電子メールなどがありますが、SMSも重要な機能のひとつです。

SMSは安価でスピーディ―、かつ確実な通知を行えるため、督促に便利です。
支払いは、うっかり忘れてしまっている方も多いもの。
SMSによる督促を行うだけで、未払金の33%を回収できた事業者もあります。

このようにSMSは低コストで回収を行える、優れた方法です。
メリットについては、次の章で詳しく解説します。

●従来の方法で督促するデメリット

SMSを使った督促が注目されている背景には、従来使われてきたどの方法にもデメリットがあるためです。
それぞれのデメリットについて、順に解説していきましょう。

 ・郵便はコストが莫大、配達日数もかかる

郵便による通知は、枚数が増えるとコストがかさむことが難点です。
2021年7月現在、封書(定型25グラム以内)は84円、はがきは63円です。
たとえば、2,000通発送した場合、はがきでも12万6,000円のコストがかかります。

多数の滞納者を抱えるサービスでは、督促状を1通送るだけでも莫大な料金がかかることは難点です。

加えて、2021年10月からは土曜日が休配となるとともに、2022年1月以降は配達までの日数も伸びます。
最短でも2日後の配達となるため、督促の通知を出してから利用者が知るまでの期間が伸びてしまいます。

紙による通知は、誰でも簡単に読めることが利点ですが、遅くて高いという点が大きなデメリットです。

・電話は相手が出ることが必要

電話はリアルタイムで会話できることが利点ですが、相手が出ることが条件です。
「電話に出ることは社会人の基本」とお考えの方も、多いかもしれません。
しかし今の時代、電話への対応方法は大きく変わっています。

そもそも利用者は、忙しい場合も多いもの。
用事をしていたり、車や公共交通機関で移動中の場合は、電話に出ることができません。

忙しい方どうしが直接話す場合、お互いに「電話をかけたが相手が不在」という状況が続くと、1回の会話を行うだけで1週間以上かかる場合もあります。

加えて、迷惑電話や特殊詐欺などへの対応として、自治体などにより「知らない番号には出ない」「常に留守番電話に設定する」ことが推奨されています。

たとえ督促という正当な目的であっても、見知らぬ電話番号からかかって来ると利用者は警戒し、なかなか電話に出てくれない、というのが実情です。

・電子メールは不着と情報漏洩のリスクがある

電子メールは世界中どこでも短い時間で通知でき、安価での通信が可能です。
便利な手段に見えますが、必ず見てもらえるわけではないこと、また情報漏洩のリスクがある点に注意が必要です。

利用者のなかには、日々電子メールを多数受け取っている方もいます。
このため、貴社の督促メールに気づいてもらえないかもしれません。

知らず知らずのうちに「迷惑メールフォルダ」に入ってしまえば、気づかれることなく削除されかねません。
そして、以下の状況になった場合は不着となってしまいます。

  • メールアドレスの文字を間違えた
  • 利用者がメールアドレスを廃止・変更したが、運営会社に伝わっていない

もしメールアドレスの文字を間違え、関係ない方に届いた場合は、情報漏洩につながるリスクがあります。
この場合はセキュリティ事故となり、貴社の信頼を失いかねません。

・相手がLINEを使っていなければLINEでの督促は不可能

LINEは、送る前に正しい宛先を選びやすいメリットがあります。
送信後、速やかに相手が受信できる状態になるため、督促に向くツールと思われがちですが、実際はそうではありません。

そもそも、利用者が以下のどちらかにあてはまる場合は、LINEを使ったやり取り自体ができません。

  • LINEを使っていない
  • 貴社を「友だちに追加」していない

またLINEアプリは、頻繁にバージョンアップしています。
古いスマートフォンには非対応となる場合もあるため、「今までは通知を受信できていたのに、いつの間にか通知を見てもらえなくなった」という事態に陥る可能性もあります。


なぜ「SMS」が選ばれる?
コミュニケーションにおける、SMSの強みと他のツールとの違いを利用イメージと合わせてご紹介
⇒資料のダウンロードはこちらから

【督促にSMSを活用する8つのメリット】

SMSを使った督促には、従来の方法よりも優れたポイントがあります。
ここでは活用するメリットを8つに分け、SMS配信「絶対リーチ!」を活用するメリットとともに解説します。

●電話番号がわかればキャリアや端末を問わず送信できる

SMSは電話番号さえわかれば、以下に挙げる項目を気にせず、携帯電話への送信が可能です。

契約先の携帯電話会社NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンク、楽天モバイルなど。格安スマホ、格安SIMもOK
端末の種類スマートフォン(iPhone、Android)、フィーチャーフォン(ガラケー)

受信者の契約先を気にしなくてよいことは、大きなメリットといえるでしょう。

●すぐ見てもらえる可能性が高い

SMSは、電話に搭載された標準機能だけで閲覧可能です。
アプリを必要としないことは、大きなメリットといえるでしょう。

加えて、SMSはメールよりも利用頻度が低いため、メールのように埋もれる心配がありません。

着信した場合は、画面にメッセージが表示されることも大きな特徴です。
2015年には、ほとんどの方が送信から30分以内で開封するというデータも公表されています。

「絶対リーチ!」では、直接接続99.9%の到達率を誇っています。
メッセージを迅速に確認してもらえるとともに、入金など求める対応を早期に受けられる点も見逃せないメリットです。

●電子メールよりもなりすましがされにくく証明力も高い

SMSで使える番号は、携帯電話と紐づいています。
あらかじめ携帯電話会社と契約を結んでいる必要があるため、電子メールのように匿名では取得できません。

加えて、SMSの送信は、携帯電話会社を経由して行われます。
このため電子メールと比べてなりすましがされにくく、証明力も高いことが特徴に挙げられます。

●郵送よりも安く済み、住所変更の影響も受けない

SMSは、郵送よりも手間なく安価で送信できます。
メッセージ本文と宛先の電話番号さえあれば、送信できることは魅力。
郵送のように印刷や封入、発送といったコストや手間は不要です。

また、利用者のなかには「転勤族」と呼ばれる方など、頻繁な転居を余儀なくされる方もいます。
このような方でも携帯の電話番号さえ分かれば、確実に送信できる点も魅力のひとつです。

●対象者への一斉送信ができ手間を省ける

同じ内容を複数の方に送る場合は、一斉に通知することで手間を大幅に減らせます。
「絶対リーチ!」ではcsvファイルのインポートにより、一斉配信が可能。
この点は、電話にはない強みです。

●送信時間帯を指定できる

業種によっては、法令を守る上で送信時間帯に注意を払わなければならない場合もあります。
たとえば、貸金業法では21時から翌朝8時までの間、取り立て行為を行うことが禁止されています。
訪問だけでなく、FAXや電話などの方法も含まれることに注意が必要です。

「絶対リーチ!」では、送信日時や再送しない時間帯を指定できます。
適切な設定を行うことにより、送信できる時間帯が決められている業務でも安心してSMSを送ることができます。

●利用者ごとに異なる情報を表示できる

ときには利用者の氏名や利用状況など、利用者ごとに異なる情報を表示したい場合もあるかもしれません。
この要望は「メッセージ差し込み機能」の活用で実現できます。

「絶対リーチ!」でも、この機能に対応しています。
利用者が「自分のこと」として捉えやすくなるため、督促の効果が上がりやすくなります。

●LINEのように会話することも可能

「絶対リーチ!」では、LINEのような画面を使って会話できる「双方向SMS」を用意しています。
LINEのアプリをインストールしてもらわなくても、端末標準の機能を活用し、SMSを使った会話が可能。
もうLINEにこだわる必要はありません。

【さまざまな業種でSMSを使った督促を活用できる。事例も紹介】

SMSを使った督促は、さまざまな業種で活用できます。
それは「利用者からお金を回収する」という条件を満たせば、どの業務でも対象となるためです。
一例として、以下の業種が挙げられます。

業種主な用途
クレジットカード業界利用代金が支払われない方に対する督促
貸金業返済を滞納した方に対する督促
不動産賃貸業家賃の滞納に対する督促
自治体(東京都、東京都豊島区など)税金の滞納に対する督促

東京都豊島区では、未納となっている税金を回収する目的で、2017年から「絶対リーチ!」のSMS配信を導入しています。
導入後、以下の成果が得られました。

  • 試験導入の段階で滞納者1,009名に対し、納付者261名。871万5,203円を収納できた
  • 税金回収の委託料と比較して、10倍以上の納付が得られた
  • 夜間の納付相談に関するSMSを750名に送ったところ、当日中に60名から納付相談の電話を受ける

このようにSMSを使った督促は、少ない手間とコストで高い効果を得られることが魅力です。

【読まれる督促にするためには? SMSの活用で工夫したい3つのポイント】

督促メッセージは利用者に届き、内容を理解してもらえなければ目的を達成できません。
読まれる督促メッセージを作るためには、3つのポイントがあります。
いずれも重要な項目ですから、しっかり押さえておきましょう。

●詐欺メッセージと誤解されない工夫が必要

SMSサービスのなかには、「本文中のリンクをクリックしたかどうかで既読チェックを行う」ことを売りとする記事もあります。
しかしこの手法は、詐欺にも悪用されている手口であることに注意が必要です。

本文中に記載された偽のサイトにアクセスしてしまい、詐欺に遭う「スミッシング」と呼ばれる被害も発生しています。

一般の方はリンクが本物かどうか、見分けることは困難です。

本物の督促メッセージであっても、リンクがあるために捨てられてしまうおそれもあります。
このため、本文中にリンクを記載しないことは良い方法のひとつです。

また同様の理由で、本文中に電話番号やメールアドレスなど、貴社の連絡先となる情報を書かないことも良い方法に挙げられます。
面倒でもGoogleなどの検索エンジンを使ってもらい、貴社の公式サイトから情報を得てもらうことが安心です。

●内容は簡潔・明快に

SMSの文字数は最大660文字と、ある程度ボリュームのある文章を送信できます。
だからといって、だらだらと長いだけの文章を送ってはいけません。

そもそも利用者は忙しい日々のなか、督促のメッセージを読むわけです。
加えて、機種によっては受信できる文字数が限られている場合もあります。
内容を正しく伝えるためにも、簡潔明瞭な表現を心がけることが重要です。

●使いやすくセキュリティとサポートが整備されたサービスを選ぶ

法人がサービスを選ぶ際、料金は最も重要なポイントのひとつです。
一方で、料金だけで選ぶと、セキュリティやサポートが不十分だったり、使いにくいサービスを選んでしまうことになりかねません。

もし導入後も使われなければ費用の無駄となり、セキュリティ事故を起こされると貴社の評判にも影響します。
使いやすくサポートが整備され、セキュリティも充実したサービスを選ぶことが重要です。

「絶対リーチ!」は、この点でもおすすめです。

【督促にSMSを活用することで、低コストで確実な回収につなげられる】

SMSによる督促は安価で確実に読まれ、手間もかからないことが特徴です。
低コストで確実な回収につなげられますから、IT技術が発達した時代にマッチした方法です。

SMS配信を行う企業は、複数あります。
選ぶ際には充実した機能だけでなく、安心して使えるサービスを選ぶことも重要。
その点でも、「絶対リーチ!」の活用をおすすめします。

IVRを導入するメリットと料金形態

前の記事

IVR(自動音声応答装置)とは? 仕組み、メリット・デメリット、導入効果も解説!

次の記事

絶対リーチ!SMS メールより届く。電話より届く。ちょっと、寄り道してみませんか?サービスサイトはこちらから絶対リーチ!SMS メールより届く。電話より届く。ちょっと、寄り道してみませんか?サービスサイトはこちらから