【人事向け】web適性検査は無料版ではなく有料版を選ぶべき理由

「社内環境改善のために適性検査を導入したいけれどよくわからない」このような理由で手軽なwebの無料版を探していませんか?
webで無料で行える適性検査は就活生向けのものが多く、企業での利用には適していません。一方、有料の適性検査は企業向けに提供されており、自社に合った適正検査を活用すれば、離職率の改善等に役立ちます。

本記事ではwebの適性検査は、有料で導入すべきである理由について説明します。

【web無料版適性検査の特徴】

web上で実施できる無料の適性検査には、企業内での利用には向いていない特徴があります。

●個人向け、特に就活生向けに提供されている

web上で無料で利用可能な適性検査のほとんどは個人向け、特に就活生向けに提供されています。以下がよく見受けられるケースです。

  • 就職試験時等に実施される適性検査のシミュレーションや対策として、主な利用者を受験者と想定しているもの
  • 「性格分析」「適職診断」といったような自己分析目的や職業選択の参考として個人に利用を想定しているもの

そのため、社内改善に活かすには検査項目が不足している場合が多く、意図したデータが得られない可能性が高くなります。

●検査結果の収集・集積ができない

無料版の場合、検査結果の収集には受験者各自に提出してもらう必要があります。また、検査結果を集積する機能もないため、全体的な傾向を掴んだり、経年変化をキャッチしたりなどもできません。

無料版で検査結果を分析して社内環境改善に役立てたりするのは難しいケースが多いと言えます。

適性検査は、上手く活用できれば社内環境改善などに役立てることが可能です。ただし、意図を持たずになんとなく導入するだけでは目に見える効果は望めません。

企業が適性検査を利用する際に得られる効果や組織運営に活かすためのポイントについては、以下の記事にまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

【web無料版適性検査の問題点】

webで無料提供されている適性検査の多くは、就活生のような個人向けです。担当者として試用目的で利用する場合であっても、無料版の使用はおすすめできません。

webの無料版適性検査の問題点を2点解説します。

●簡易版として提供されているものが多く、結果の信頼性・具体性に欠ける

webの無料版適性検査は以下のような問題があるため、結果の信頼性や具体性に欠けています。

  • 適性検査の項目が通常よりも簡略化されてしまっている
  • 適性検査の項目は通常と同じでも簡易的な結果しか示されず、詳細な結果を見るためには有料版の利用が必要となる

あくまでも簡易版としての提供のため、組織運営の改善に活かすにはデータが不足してしまいます。

●サイトへの登録が必要な場合が多く、個人情報が収集されてしまう

webの無料版適性検査を開始する際にサイトへの登録が必要なケースも多く、個人情報が収集されてしまう問題もあります。登録なしで検査が実施できた場合でも、詳細結果を表示する段階で、登録を求められるケースもあります。

安易に個人情報を登録をすると、後でセールスのメールや電話が増えたり営業代行会社などにリストとして登録されたりするリスクも。個人情報を登録しても利用したいサービスであるかどうかの見極めも大切です。

【web有料版適性検査の特徴】

企業内で利用する場合は、有料の適性検査がおすすめです。ここでは有料版の特徴をご紹介します。

●企業向けに提供されている

有料の適性検査は企業向けに提供されているものが多くあります。

企業では適性検査を利用する理由もさまざま。そのため、有料版適性検査は入社時や社内人材の能力把握のためなど、利用シーンに合わせた検査の組み合わせが可能なものがあります。無料版では不安のあったセキュリティや個人情報保護についても、しっかり対応しているサービスが多いのも強みです。

●検査結果の収集・集積ができる

有料版では受験者の結果収集がweb上で簡単に行える場合が多いのも特徴です。ダッシュボードでの一覧表示や項目別の比較など検査結果の分析ができるものもあります。分析結果は離職防止など組織全体の問題解決の資料として活用できるでしょう。

【有料の適性検査を使用するメリット】

有料版の適性検査の主なメリットを2つ紹介します。

●検査結果への信頼性が高い

検査結果への信頼性の高さは、有料の適性検査の大きなメリットです。

  • 検査項目が充実しており、多面的に評価を行えるもの
  • 項目自体は多くなくても、蓄積されたデータ等から効率的な検査が行えるもの
  • 学術的な裏付けに基づき設計されたもの

など、それぞれに特徴はありますが、結果の信頼性が担保されているというのは無料版にはない利点です。

●目的にあった検査を選択できる

webで実施できる有料の適性検査は、さまざまなサービスが提供されています。それぞれに特徴がありますので、自社の規模や使用目的にあった検査を比較し、選択できます。

適性検査の種類や選び方については以下の記事にまとめています。参考にしてください。

【有料適性検査の無料トライアルの利用はおすすめ】

無料版の適正検査の使用はおすすめではありませんが、少人数に向けた無料トライアルを実施している有料サービスがあります。まずは無料で試してみたい場合には、無料トライアルを活用してみるとよいでしょう。

弊社の人材マネージメントサービス『HYOUMAN BOX』でも無料トライアルを行っています。『HYOUMAN BOX』アセスメントサーベイにより応募者や従業員の性格や特徴を把握できるサービスです。

学力や知識など、表面に出やすく、受験者が対策を取りやすいスキルを測る適性検査は多くありますが、『HYOUMAN BOX』は可視化が難しいとされる「ヒューマンスキル(非認知能力)」を定量化して分析できるのが大きな特徴です。

個人だけでなく、組織のカルチャーも診断、可視化できるので、課題解決のアクションを生み、社内環境改善に活かしやすくなっています。まずはお気軽に無料トライアルからご利用ください。

詳しくはこちらから

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【まとめ:社内環境改善のための適性検査には有料版を導入しよう】

webで無料でできる適性検査は企業向けのものではありません。企業が人材分析を行うには不向きです。企業が使用することを想定し、結果の信頼性も高い有料の適性検査を導入しましょう。

適性検査は採用時の実施だけでなく、従業員に対して継続的に実施することで社内環境の改善に大いに活用ができます。そのためには、自社に必要な検査項目を明確にし、適切な適性検査を選択することも必要です。

まずはどんなものか試したい場合には、有料適性検査の無料トライアルを利用し、自社に合ったものを探してみてください。

『HYOUMAN BOX』は、他社にはないヒューマンスキルの定量化や、戦略人事を推進できる多様な分析機能がついています。無料トライアルも実施していますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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